二宮清純: 2021年の東京パラリンピック開催によるバリアフリー化は実感されていますか? 神村浩平: それは最近になって、実感しています。東京パラリンピック開催以降、普段は公共交通機関を利用するようになりました。私は川崎 […]
株式会社ニコ・ドライブは<移動格差の解消>を目指し、下肢障がい者向けの手動運転補助装置「ハンドコントロール」、手動式車椅子に着脱できる電動アシスト装置「HARIDE」「Kanny」「MIJO」などを製造・販売している。 […]
二宮清純: 昔は地域のスポーツ少年団が、バランスよくスポーツを提供していました。少年期、私は、冬はサッカー、夏はソフトボールや野球をやっていました。ところが近年は単一種目型が多くを占めています。そうすると人気のある競技に […]
一般社団法人スポーツ能力発見協会(DOSA)は子どもたちの身体能力を正確に計測し、得意・不得意のスキルを見つける測定プログラム「SOSU」を2016年に開発した。パラアスリートを支援する「DOSAパラエール」にも力を入 […]
二宮清純: 渋谷パラスポーツを応援する草の根運動の会(渋谷パラ草の会)が発足して6年が経ちました。以前、お話をうかがった際には4つの活動方針として「解説付きのリアル観戦ツアーの企画・参加」「各種情報提供」「小中学生の自律 […]
2018年に発足した渋谷パラスポーツを応援する草の根運動の会(渋谷パラ草の会)は、地域社会への貢献を通じて、共生社会の実現を目指している。同会の代表世話人を務める株式会社寿商会の髙橋千善社長に、これまでの手応えや今後の […]
伊藤数子: 田口選手は2017年にリーフラス株式会社に入社されましたが、そのきっかけは? 田口侑治: 一番は東京パラリンピック出場を目指すには、自分の環境を整えなきゃいけないと思ったこと。リーフラスは競技に専念できる環境 […]
2024年のパリパラリンピックでゴールボール男子日本代表は悲願の金メダルを獲得した。守備の要としてチームに貢献した田口侑治は2017年にリーフラス株式会社に入社後、競技の普及やインクルーシブ社会推進のための講演、競技体 […]
――パラリンピックでは2016年リオデジャネイロ大会から3大会連続で難民選手団が結成されています。パリ大会では過去最多の8選手が出場しました。 二宮清純: 私は以前、難民選手団の旗手(リオデジャネイロ大会)を務め、パリ大 […]
過去最多となる168の国・地域と難民選手団から約4400人が参加したパリパラリンピックは8月28日から9月8日までの12日間にわたって行われ、22競技549種目で熱戦が繰り広げられた。今回の「二宮清純の視点」は二宮清純 […]
二宮清純: 2023年にはNPO法人日本障がい者レスリング連盟(NCWA)を立ち上げました。しかし競技のルールやカテゴリー分けはこれからだと……。 谷津嘉章: 同じ障がいのある者同士が戦うのが理想だけど、絶 […]
障がい者レスリングの普及に尽力する義足のレスラーがいる。プロレスラー谷津嘉章氏だ。1976年モントリオール五輪で8位入賞。1980年モスクワ五輪は日本がボイコットしたため“幻の金メダリスト”と呼ばれた。その後プロレスラ […]
二宮清純: 久保田さんはソフトボール部の監督として17年間、障がいのある子どもを指導した後、2021年に青鳥特別支援学校に赴任しました。ベースボール部創部に至っては、いろいろご苦労もあったと思います。 久保田浩司: 彼ら […]
東京都世田谷区の都立青鳥特別支援学校は、この夏の全国高校野球選手権の西東京大会に単独チームで出場を果たした。特別支援学校の単独チーム出場は全国で初。2023年、同校にベースボール部を創設した久保田浩司監督に、その経緯を […]
二宮清純: 森さんが公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)の理事に就いてから約7年が経ちました。 森和之: おかげさまで貴重な経験をさせていただいています。それこそビジネスマン時代には会えなかった人たちと会ったり、 […]
公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)と日本パラリンピック委員会(JPC)の会長を兼務する森和之氏は、パラスポーツを通じた<活力ある共生社会の実現>に向け、尽力している。森氏に日本のパラスポーツの現状と課題を訊い […]
二宮清純: 画期的な試みとして、日本車いすバスケットボール連盟(JBWF)は、今年の天皇杯日本車いすバスケットボール選手権大会(天皇杯)を有料開催しました。田中晃: 他団体だとブラインドサッカーがいち早く有料開催に踏み切 […]
株式会社WOWOWの田中晃 代表取締役 会長執行役員は、長きにわたってパラスポーツ中継に力を注いできた。その縁で2020年に一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟の理事に就き、2023年には会長に就任。「パラスポー […]
二宮清純: 官野さんは、パラサイクリストとしてパラリンピックを目指しながら、企業の社員として働き、のちに起業もします。活躍の場は多岐に渡っていますね。官野一彦: 車いすラグビー選手時代からアパレルブランドに個人スポンサー […]
挑戦なくして成長なし――。この言葉を大切にしているパラアスリートがいる。車いすラグビー日本代表としてパラリンピック2大会(2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、リオ大会で銅メダルを獲得した官野一彦だ […]
二宮清純: 2005年に設立したNPO法人モンキーマジックの名称の由来は?小林幸一郎: モンキーはクライミングしている姿を、猿が木や山を上手に登ることから付けました。そしてマジックはタネや仕掛けがある手品から。「視覚に障 […]
2005年設立のNPO法人モンキーマジックは<見えない壁だって、越えられる。>をコンセプトに、フリークライミングを通じ、<人々の可能性を大きく広げ、多様性を認め合えるより成熟した豊かな社会>を目指している。代表理事を務 […]
二宮清純: パラスポーツには障がいの程度によるクラス分けがあります。花岡さんがジャパンパラ水泳競技大会に初出場した2017年はS6でしたが、現在はS8(SB8、SM8)に変わりました。花岡恵梨香: 障がいの種類や程度は様 […]
パラ水泳・女子50メートル背泳ぎ(S8クラス)日本記録保持者の花岡恵梨香は、2017年に本格的に競技を始め、国内トップスイマーとなった。2020年に清水建設株式会社入社後は、車いすカーリングにも挑戦するなど、活躍の場を […]
伊藤数子: タキザワさんは、プロジェクトに関わる障害のある人たちを「リードユーザー」と呼んでいるそうですね。タキザワケイタ: はい。障がいのある人にプロジェクトメンバーとして参画していただき、一緒に製品やサービスを開発し […]