さる11月20日、82歳で亡くなった元横綱・北の富士は、粋で洒脱な人柄で、NHKの大相撲解説でも人気を博した。 アナウンサーの質問に一切忖度しないのが北の富士流。時に土俵上の相撲より面白い […]
「牛骨」と聞いて、ラーメンを連想した向きも少なくなかったのではないか。 <この原稿は2024年12月30日-1月6日合併号『週刊大衆』に掲載されました> ラーメンのスープといえ […]
2025年がスタートした。今年は戦後80年の節目の年にあたる。さらには「昭和100年」を迎えるということもあり、いくつかの雑誌から「昭和の名勝負」と題した特集の執筆依頼を受けた。 私事で恐縮だが、この2 […]
12月15日は、“プロレスの父”というより戦後最大のヒーロー力道山の62回目の命日だ。 その1週間前の1963年12月8日、力道山は東京・赤坂のナイトクラブ「ニュー・ラテン・クォーター」( […]
この話題に最初に接した時は『黄金バット』の米国版でもできるのか、と思った。野球に関する話だと聞いて、目が点になった。 その名も「ゴールデン・アットバット」。これは打順にかかわらず、監督が好きな打者を、好 […]
MLBで2年連続3度目のMVPを受賞した大谷翔平(ドジャース)はトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)だけで2018年、23年と2回受けている。この秋にはヤンキースとのワールドシリーズで痛めた左肩の手術を受けた。 &n […]
戦後最大のヒーローである力道山が、暴力団員に刺された腹部の傷が原因で落命したのは、今から61年前の1963年12月15日のことだ。 享年39。早過ぎる英雄の死を受け、日本プロレスの2代目社 […]
守備の名手に贈られる三井ゴールデン・グラブ賞をセ・リーグ捕手部門で初受賞した山本祐大(横浜DeNA)は「ベースボール・チャレンジ・リーグ」の滋賀ユナイテッドBC(現在は消滅)の出身である。独立リーグ出身者としては、初の […]
「迷ったら動け!」 常々、そう口にしていたのが6年前に他界した星野仙一だ。 <この原稿は2024年12月2日号『週刊大衆』に掲載されました> 2度の監督を含め、現役時代から中 […]
小兵ながら相手の腰にくらいついたら離れない。そのしぶとい取り口から「ピラニア」の異名を取った大相撲の元大関・旭国(本名・太田武雄)が、さる10月22日、都内の自宅で死去した。77歳だった。 […]
今年は戦後最大のヒーロー力道山の生誕「100年」にあたる。カギカッコ付きにしたのは、日本統治下の朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)で生まれた力道山(本名・金信洛)の朝鮮戸籍には、別の生年月日が記されていたからだ。 &n […]
後々、このプレーは“世紀の落球”としてヤンキースファンの間で語り継がれることになるのかもしれない。 <この原稿は2024年11月25日号『週刊大衆』に掲載されました> ドジャ […]
ボクサーくずれ――。 捜査資料に出てくる言葉使いからして差別的であり、偏見に満ちている。 冤罪の萌芽が、ここに見て取れる。 1966年6月に静岡県清水市(現 […]
「ボス」と「リーダー」は違う――。霊長類学者でゴリラ研究の第一人者として知られる山極壽一さんの持論だ。 ざっくり言うと、こういうことだ。ボスは、力と権威によって群れを統率する。自らの地位を脅かそうとする者 […]
「ヒリヒリする9月」とは、ドジャース大谷翔平がよく口にする言葉だが、広島ファンにとっては「イライラする9月」になってしまった。 <この原稿は2024年11月4日号『週刊大衆』に掲載されました> […]
野球における盗塁は70~80%の確率で成功しないと、チームにとってはマイナスだと言われている。仮に盗塁の「損益分岐点」なるものがあるとすれば、少なくとも70%は超えていなければならない。 「失敗した場合の […]
「自分の理想の終わり方ではない」 試合内容は完勝だったにもかかわらず、試合後のモンスターに笑顔はなかった。 9月3日、東京・有明アリーナで行なわれた世界スーパーバンタム級4団 […]
国民体育大会(国体)から国民スポーツ大会に改称して初めての大会となる「SAGA2024国民スポーツ大会」が15日、閉幕した。5日に行われた開会式では、小雨が降る中、「薩長土肥」が日本に夜明けをもたらしたとのナレーション […]
今季限りで引退を表明した青木宣親(東京ヤクルト)の日米通算2730安打は、歴代5位だ。 <この原稿は2024年10月8日号『週刊漫画ゴラク』に掲載されました> 1位=イチロー […]
日本はボクシングのバンタム級王国である。主要4団体の王者は、次に示すように全て日本人選手だ。WBA井上拓真、WBC中谷潤人、IBF西田凌佑、WBO武居由樹――。 そのひとつ上のスーパーバン […]
大毎、阪急、近鉄で監督として8回もパ・リーグを制しながら、日本シリーズでセ・リーグ王者に全て敗れた西本幸雄は“悲運の名将”と呼ばれる。 特に川上哲治率いる巨人に対しては1967、68、69、71、72年 […]
この9月18日で、日本プロ野球選手会がストライキを行ってから、ちょうど丸20年になる。 <この原稿は2024年9月23-30日合併号『週刊大衆』に掲載されました> ストライキ […]
プロレスラーには糖尿病患者が多い。 代表的なのが、第一級身体障害者に認定され、週2回の人工透析を受けながらリングに上がり続けたミスター珍だ。 珍は、この病気が原因で左目の視 […]
1966年6月に静岡県清水市(現静岡市清水区)で起きた味噌会社の専務一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した元プロボクサーの袴田巌さん。47年7カ月の獄中生活を経て、今から10年前の14年3月、静岡地裁の決定で再審と […]
人生に回り道など存在しない。道草は食えば食うだけ栄養になる――。 <この原稿は2024年9月20日号『週刊漫画ゴラク』に掲載されました> プロ野球で三冠王を3度獲得している落 […]