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二宮清純「唯我独論」

第1153回 技術革新はいつの日も“バリアーを超えたい”という思いから

 障がい者の存在を抜きにして、テクノロジーの進歩の歴史を語ることはできない。たとえば電話。これを1876年に特許出願したアレクサンダー・グラハム・ベルは、今も音量の単位を示すデシベルに、その名を残して
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二宮清純「スポーツのツボ」

第270回 沢村忠が消えた! “キックの鬼”外伝

 この3月26日は、“キックの鬼”と呼ばれた沢村忠の3回目の命日だった。 必殺技の“真空飛び膝蹴り”は一世を風靡し、TV視聴率は30%を超えた。 この沢村を倒すためにキックボクサーになった男がいる。後
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二宮清純「プロ野球の時間」

第788回 日ハム新庄剛志、勝負のシーズン

 今季のファイターズは侮れない。3年目の新庄剛志監督は「これで勝てなかったら僕の責任。最低でもプレーオフ、クライマックス(に出場する)」と、球団が開催したスペシャルパーティーで大見得を切った。<この原
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二宮清純「唯我独論」

第1152回 バリアフリー謳うパラ競泳に多様性の欠如

 パリパラリンピックの競泳で2大会連続の金メダルを目指す木村敬一は、ダビデ像のような壮麗な肉体美を誇る。1日5回の食事とハードな筋トレで、彫像のような肉体をつくり上げた。 腕はポパイと腕相撲をしても負
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二宮清純「スポーツのツボ」

第269回 無敗の3階級王者 中谷潤人の生き様

 かわいい子には旅をさせよ――という格言がある。「子供は、甘やかして育てるより、手許からはなしてつらい経験をさせ、世の中の辛苦をなめさせた方がよい」(広辞苑) それを地で行くのが、さる2月24日、東京
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二宮清純「唯我独論」

第1151回 一平氏掲載教科書見直し 違法賭博の恐ろしさ伝えて

 タイミングがいいのか、悪いのか…。ドジャース大谷翔平の通訳・水原一平氏の違法スポーツ賭博問題が日本で報じられた翌日の3月22日、文部科学省は2025年度から中学で使用される教科書の検定結果を公表した
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二宮清純「唯我独論」

第1150回 韓国スポーツにも少子化の影響如実

 これ以上の適任者はいない。ソウルでパドレスとドジャースが対戦するMLBの開幕戦。始球式のマウンドには、かつて両チームに在籍し、アジア出身投手としてはMLB最多となる通算124勝をあげたパク・チャンホ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第786回 「抑え転向」則本昂大と津田恒実

 プロ通算11年で114勝をあげている東北楽天の則本昂大が、今季からクローザーに転向する。長きに渡って、チームの抑えを任されてきた松井裕樹がパドレスに移籍したことでお鉢が回ってきた。<この原稿は202
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