三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が国立競技場のネーミングライツ(命名権)を取得したと発表したのは先月15日。契約金は5年総額で国内最高の100億円と報じられた。世界最大級の金融グループによるナショナル・ス […]
東京ヤクルトの1軍監督に、池山隆寛(元2軍監督)が就任した。 現役時代は、豪快なフルスイングで“ブンブン丸”と呼ばれた。 プロ入り5年目の1988年から92年まで、ショートのポジションで […]
この10月、第3代スポーツ庁長官に就任した河合純一氏は、1992年のバルセロナ大会を皮切りにパラリンピックに6大会連続で出場し、競泳の視覚障がい者クラスで金5つを含む計21個のメダルを胸に飾った伝説のスイマーである。 […]
スタジアムやアリーナに企業名を冠する命名権ビジネス、いわゆるネーミングライツの起源は、1952年の「ブッシュ・スタジアム」だと言われている。 それまでカージナルスが本拠地とするこの球場は、スポーツマンズ […]
日本ハムファイターズが本拠地を東京(東京ドーム)から札幌(札幌ドーム)に移転し、正式名称を北海道日本ハムファイターズと改めたのは2004年のシーズンからである。 主催試合の入場者数は前年の131万900 […]
今から40年前の1985年は、日本を揺るがす事件や事故、政策転換が相次いだ。まずは事件。6月18日、悪徳商法で世間を騒がせていた豊田商事会長が、報道陣が取り囲む中、大阪市内の自宅マンションで殺害された。あれは劇場型犯罪 […]
傷ひとつない顔での勝利者インタビュー。マイクを手にした井上尚弥は、観客に向かってこう声を張り上げた。 「アウトボクシングもいけるでしょう? 誰が衰えたって? 誰が衰えたって?」 耳に手を当 […]
ぶっち切りの強さで、2リーグ分立以降、2年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした阪神。MVPは本塁打と打点の2冠が濃厚な佐藤輝明が最有力だが、優勝を決めた9月7日の広島戦で、自身の持つ連続無失点記録を48試合にまで伸ばした石 […]
サッカーにあって野球にはないタイトル――それは「得点王」である。なぜ、野球にはないのか。AI先生に聞いてみた。<他力本願の要素が強すぎる>(Claude Sonnet4.5)。出塁しても、誰かに本塁まで還してもらわなけ […]
さる7月24日(現地時間)、急性心筋梗塞により71歳で世を去ったハルク・ホーガン(本名テリー・ユージーン・ボレア)への追悼文を依頼された私は、スポニチ紙(7月26日付け)に<個人的に忘れられないのは、1981年5月10 […]
世界戦でフルマークに近い判定勝ちを収めたボクサーの口から「倒すのは難しかった」という言葉が飛び出すのは、珍しいことではない。だが、次の言葉は初めて耳にした。「倒しにいかないことがこれほど難しいんだな、という発見はあった […]
米野球殿堂入りに続く快挙である。イチローの背番号「51」がマリナーズの永久欠番となった。日本人選手の背番号が、MLB球団で永久欠番に指定されたのは、初めてである。 ちなみにMLBにおける永久欠番第1号は […]
長嶋茂雄さんに続いて釜本邦茂さんまでも……。戦後80年、昭和のスポーツ界を牽引したスーパースターが、またひとり鬼籍に入った。 長嶋さんと釜本さんには共通点があった。引退後も現役時代と、ほぼ体型が変わらな […]
主将の式守優太は浮かない顔をしていた。「どうしたんだ?」と監督の久保田浩司。「あんなクジ引いたので監督に怒られるかと思って…」 久保田は式守の顔をのぞき込み、励ますように言った。「何言ってるんだよ。いい […]
いくら“投高打低”とはいえ、2割台の打率で首位打者はちょっと……。そんな空気が“セ界”を支配している。 7月25日現在の、セ・リーグ打撃5傑は次の通り。 1位・岡林勇希(中日)2割9分3 […]
「彼は根っからのMAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)だった。強く、タフで賢く、大きな心を持っていた」 自らの支持者でもあったプロレスラーの「超人」ハルク・ホーガン氏の訃報を受け、ドナルド・トラ […]
人様に吹聴するほどの趣味ではないが、個人的には気に入っている。みうらじゅん風に言えば、ちょっとしたマイブームだ。 パンデミックの期間中は自粛していたが、最近になってまた再開した。地方での仕事が入ると、繁 […]
第一次と第二次を合わせて、計15シーズンに及んだ巨人・長嶋茂雄政権。数多いる門下生の中で、ミスターが心血を注いで育てた打者の代表格が松井秀喜なら、投手は新浦寿夫だろう。 新浦は「サイカイ」のメンバーのひ […]
新装オープンしたFIFAクラブW杯の初代王者にチェルシー(イングランド)が輝いた。 6月14日(現地時間)から7月13日にかけて米国の11都市(12会場)で行なわれた今大会、選手や監督を悩ませたのが猛暑 […]
不世出のストライカーでありながら、釜本邦茂さんは「天才」と呼ばれることを誰よりも嫌った。「確かに親からもらったものが優れていたかもしれない。しかし僕が人の見ていないところで、どれだけ努力していたかを知っている人は少ない […]
「高校野球の7不思議」のひとつと私は考えている。なぜ佐賀の公立(県立)高は夏の甲子園に強いのか―。 高校野球は随分前から“私高公低”が続いている。2000年代に入ってから、夏の甲子園を制した公立校は07 […]
高校時代から“怪物”の異名をほしいままにした江川卓という投手には、なぜか“悲運”の2文字が付きまとう。 甲子園には作新学院3年時に出場し、春は大会記録となる60三振を奪いながら、準決勝で広島商に惜敗した […]
西本幸雄さんが“悲運の名将”と呼ばれるのは、大毎で1回、阪急で5回、近鉄で2回、計8回もチームをパ・リーグ優勝に導きながら、日本シリーズで1度も勝てなかったからである。 西本さんが日本シリーズで喫した3 […]
ロックバンドのベーシストからプロレスラーに転じたハルク・ホーガン氏のリングネームは、米国の人気アニメ『超人ハルク』にちなむ。身長201センチ、体重137キロの巨躯。リング上でトレードマークの黄色のTシャツを、丸太のよう […]
日本人ボクサーの前に、またしても「ウエルターの壁」が立ち塞がった。 さる6月19日、WBO世界ウエルター級2位の佐々木尽が、同級王者ブライアン・ノーマン(米国)に挑んだが、計3度のダウンを奪われ、5回4 […]