11月16日(日)
 16日、アジアシリーズ決勝戦が行われ、埼玉西武は0−0で迎えた最終回に6番・佐藤友亮のタイムリー二塁打で1点を挙げ、劇的なサヨナラ勝ちでアジアシリーズを制した。

◇決勝戦
 佐藤、値千金のサヨナラ打!(東京ドーム)
統一ライオンズ 0 = 000000000
埼玉西武     1 = 000000001×
勝利投手 岡本真
敗戦投手 潘威倫
 アジアNo.1を決める決勝戦は白熱した投手戦となった。西武は満を持してエースの涌井秀章を先発に立てると、その涌井がランナーを出しながらも要所を締める好投で6回まで無失点に抑えた。

 一方、統一の先発アルバラードも6回まで4安打無失点とほぼ完璧なピッチングを見せた。その後も両軍の打線から快音は聞かれず、0−0のまま最終回へと突入した。

 9回表、西武は4番手・岡本真也が統一打線を簡単に三人で打ち取り、味方打線の援護を待った。そしてその裏、西武は2死無走者から5番・石井義人が四球で出塁する。続く6番・佐藤がカウント2−1からの5球目を左中間にはじき返すと、一塁の石井が一気にホームへ突っこみ、サヨナラのホームを踏んだ。

 土壇場でチャンスをモノにし、“ライオンズ”対決を制した西武は千葉ロッテ、北海道日本ハム、中日に続いてアジア王者に輝いた。