8月7日(土)
◇パ・リーグ
 帆足、7回2失点の好投(西武11勝6敗、西武ドーム)
福岡ソフトバンク   4 = 001100011
埼玉西武       5 = 00002120×
勝利投手 帆足(9勝7敗)
敗戦投手 杉内(13勝5敗)
セーブ   シコースキー(1勝2敗26S)
本塁打  (ソ)ペタジーニ7号ソロ、李4号ソロ
 中田、3試合連続アーチ(日本ハム8勝8敗、札幌ドーム)
東北楽天        3 = 000100011
北海道日本ハム   8 = 00010700×
勝利投手 武田勝(9勝6敗)
敗戦投手 川井(1勝3敗)
本塁打  (日)中田7号ソロ

 吉見、3年ぶりの完封勝利(ロッテ10勝4敗、スカイマーク)
千葉ロッテ   4 = 002200000
オリックス    0 = 000000000
勝利投手 吉見(4勝5敗)
敗戦投手 小松(5勝7敗)
本塁打  (ロ)金泰均19号2ラン、井口11号2ラン

◇セ・リーグ
 ヤクルト、17安打の猛攻で5連勝(ヤクルト8勝7敗、横浜)
東京ヤクルト   10 = 221102002
横浜         7 = 300130000
勝利投手 中沢(7勝6敗)
敗戦投手 加藤(0勝2敗)
セーブ   林昌勇(0勝1敗23S)
本塁打  (ヤ)ホワイトセル8号ソロ
       (横)ハーバー9号3ラン、カスティーヨ11号ソロ、村田15号3ラン

 投打かみ合い、巨人戦初の勝ち越し(広島4勝12敗、東京ドーム)
広島   8 = 050020001
巨人   2 = 002000000
勝利投手 ジオ(4勝6敗)
敗戦投手 福田(2勝3敗)
本塁打  (広)栗原8号2ラン

 山本昌、6回4安打1失点で今季初勝利(中日9勝7敗1分、ナゴヤドーム)
阪神   1 = 000001000
中日   4 = 10030000×
勝利投手 山本昌(1勝0敗)
敗戦投手 下柳(6勝6敗)
セーブ   岩瀬(0勝1敗30S)
本塁打  (中)堂上直3号2ラン

【高校野球】

◇1回戦
 投打に圧倒した九州学院が大勝
九州学院(熊本)   14 = 332400020
松本工(長野)     1 = 000001000

 プロも注目の好投手・柿田裕太(3年)が、序盤から苦しいピッチングを強いられた。初回、先頭打者を打ち取り、ほっとしたのも束の間、3連打を浴び、満塁とすると、5番・松永蓮(3年)に走者一掃のタイムリー二塁打を打たれ、九州学院に3点を先制された。その後も相手打線の勢いを止めることができない。
 一方、九州学院のエース渡辺政孝(3年)は4回まで全て三人で切ってとり、一人のランナーも出さない。内容も三振と内野ゴロで、外野に飛ばすことさえ許さない完璧なピッチングだった。しかし、6回表、5回からセンターの守備についた佐野修平(3年)、1番・上原健士朗(3年)が初めて連打を放つと、2番・臼井貴浩(3年)がきっちり送り、1死二、三塁に。3番・・大熊慎也(2年)の内野ゴロの間に三塁ランナー佐野が返り、松本工に待望の1点が入った。投げては5回からセンターからマウンド上がった佐々木康仁(3年)が緩急をつかった配球で要所を締め、7回まで無失点に抑えた。
 しかし、松本工は7、8回にもランナーを出すものの、得点に結びつけることができない。9回裏は簡単に2死を取られると、最後は好守備、好投が光った佐々木が空振り三振に切ってとられた。

 エース中川、14奪三振で完投
智弁和歌山   1 = 000001000
成田(千葉)   2 = 00002000×

 均衡が破れたのは5回裏。先頭打者の8番・安随大樹(3年)が死球で出塁すると、9番・中川は送りバントを決め、1死二塁とした。ここで1番・大木涼太(3年)がタイムリー二塁打を放ち、成田に待望の先取点が入った。すると、智弁和歌山の高嶋仁監督はすぐさま2番手・・青木勇人(2年)をマウンドへ送り、流れを断ち切ろうとした。しかし、その青木も続く2番・岡美地矢(3年)にレフト前へ運ばれ、大木の好走塁もあって追加点を許した。
 6回表、成田の守備にミスが出た。先頭打者の城山のゴロを遊撃手がファンブルし、初めて無死でランナーを出してしまう。2番・岩佐戸龍(3年)が送りバントを決め、打順は好打者・西川遥輝(3年)にまわる。西川は初球、外角高めのストレートを振り抜くと、打球は左中間へ。抜ければタイムリーという当たりだったが、これを成田の左翼手・高橋究(2年)が好捕した。しかし、ここで奮起したのが4番・・山本定寛(3年)だった。中川のスライダーをうまく拾い上げ、センターへ。これがタイムリーとなり、智弁和歌山に1点が入った。
 しかし終盤になっても、伸び、キレは劣ることはなく、スタミナの心配は無用とばかりに見事なピッチングで観客を魅了した中川諒(3年)は、7回以降、智弁和歌山に追加点を許さず、千葉大会決勝同様、1点差を死守した。

 2度の集中打で打ち勝つ
英明(香川)        4 = 000004000
八戸工大一(青森)   8 = 00004004×

 5回裏、1死後、8番・小笠原拓也(3年)が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を試みる。4回の出塁時に右手を痛めた捕手・阿南大介(3年)はワンバウンドの送球しか投げられず、小笠原は悠々と二塁へ。さらに9番・中山勇也(3年)は三振するも阿南が後逸したのを見て、一塁へ。すると、焦った阿南は一塁へ悪送球。このスキをついて小笠原がホームへ返り、八戸工大一に待望の先取点が入った。さらにこの回、八戸工大一は3点を追加し、4点のリードを奪った。
 強打の英明もこのままでは終わらない。ヒットと四球で再び1死満塁とすると、8番・坂口将斗(3年)のタイムリーで1点を返した。さらに9番・阿南の犠牲フライ、西岡のタイムリー三塁打で追いつく。
 しかし、8回裏、八戸工大一は先頭打者がヒットトで出塁すると、相手のエラーと四球で1死満塁と絶好のチャンスを迎えた。ここで打席には青森大会チーム最多の打点を誇った6番・中村晃大(3年)。中村はここでも勝負強さを発揮し、走者一掃となるタイムリー三塁打を放ってみせた。さらにスクイズで1点を加えた八戸工大一はまたも4点をリードした。そして9回表、英明は当たっている西岡からの好打順。その西岡が振り逃げでなんとか反撃の糸口をつかもうとするも、後続が続かず。最後は強打者・中内が空振り三振に倒れ、ゲームセットとなった。

【Jリーグ】

 好守両面で上回り、首位攻防戦制す(アウスタ)
清水エスパルス 2−1 鹿島アントラーズ
【得点】
[清水]藤本淳吾(37分)、枝村匠馬(74分)
[鹿島]興梠慎三(58分)

 ホームゲームで勝ち点3奪い、下位から抜け出す(熊谷陸)
大宮アルディージャ 3−0 湘南ベルマーレ
【得点】
[大宮]深谷友基(4分)、石原直樹(61分)、ラファエル(82分)


 少ないチャンス生かし暫定4位浮上(西京極)
京都サンガ 0−2 アルビレックス新潟
【得点】
[新潟]曹永哲(28分)、オウンゴール(78分)

 今季リーグ戦初先発の松田が決勝ゴール(ユアスタ)
ベガルタ仙台 0−1 横浜F・マリノス
【得点】
[横浜FM]松田直樹(12分)

 1点を守り、ホーム3試合負けなし(NDスタ)
モンテディオ山形 1−0 ジュビロ磐田
【得点】
[山形]北村知隆(46分)

 好調橋本、3試合連続ゴール(広島ビ)
サンフレッチェ広島 0−2 ガンバ大阪
【得点】
[G大阪]橋本英郎(22分)、オウンゴール(26分)