大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。前回の元女子バドミントン日本代表小椋久美子さんに続くゲストは元サッカー日本代表選手の福西崇史さんです。現在、対談第1回「中東遠征の戦い方」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 今回は元日本代表の福西崇史さんをお招きしました。福西さんは愛媛県新居浜市の出身です。
福西: 大王製紙の三島工場がある四国中央市は隣の市ですね。工場の近くを通るたびに「大きいなぁ」と思っていたのを覚えています。

二宮: さて、2012年のサッカー界はA代表がブラジルW杯のアジア最終予選に臨みます。今の日本代表は軸である「4−2−3−1」のシステムに加え、アルベルト・ザッケローニ監督の代名詞でもある「3−4−3」を試しています。しかし、昨年の北朝鮮戦で敗北を喫するなど4バックから3バックへの適応にはまだ時間がかかる印象を受けました。現場の選手からすればシステム変更は容易ではないのでしょうか?
福西: シンプルに考えれば大きな問題ではないと思います。確かに4バックから3バックに変更すれば、DFラインの人数は1人少なくなる。しかし、フィールドプレーヤーが9人に減ったわけではありません。人数が少なくなったポジションには、必要な時に誰かがカバーに入ればいいんです。この理屈さえ理解しておけば、決して難しいことではないと思いますね。

二宮: 代表は選手を拘束できる期間が限られているので練習もたくさんできない。この点もクラブチームとは違う難しさです。
福西: しかも所属クラブによっては3バックのチームもあれば、4バックのチームもあります。3バックに慣れている選手と、そうでない選手がいる。選手間の3バックの経験値に差があることも、チームづくりで大変なところだと思いますね。

二宮: つまり、ザッケローニ監督は困難を承知で新システムに挑戦していると?
福西: 試合が始まると監督はグラウンドの中に入って細かい指示はできません。最終的には相手や状況によって4バックか3バックにするかを、試合の中で選手たちだけで判断し、柔軟に対応できるようにさせたいんでしょうね。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。福西さんとの対談第2回は13日に更新します。どうぞお楽しみに!