アスリートにとって欠かせない「水」と「酸素」。スポーツ時の酸素摂取は通常の5〜10倍の量が必要というデータがある。運動能力を高めるためには最大酸素摂取量を引き上げ、酸素を身体の隅々まで供給することが大切だ。
 カナダの水に10倍の酸素を充填させた日本食研の「酸素プラス」をさまざまな分野で活躍するアスリートに試してもらった。
(写真:城西大陸上部の土江寛裕監督)

・商品名:「酸素プラス」
・販売元:日本食研株式会社
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 06年に現役を引退し、現在は城西大の教鞭をとるとともに、同大陸上部の監督を務める土江寛裕。100メートルのベストタイムは10秒21(日本歴代10位)。アテネ五輪陸上4×100メートルリレーでは日本チームの1走を務め、過去最高成績となる4位入賞に貢献するなど、日本を代表するスプリンターとして活躍してきた。

 日本のトップスプリンターだった父・良吉氏の影響で、土江が陸上を始めたのは8歳の時だ。
「他のスポーツをやらせてもらえず、無理やり陸上をやらされていました(笑)」
 そう土江は振り返る。当時は、スポーツにおいて「根性論」が根強く、「運動中は喉が渇いても水を飲むな」と指導された時代。土江も、陸上の手ほどきを受けた父から「水を飲むと内臓が弱る。練習中は飲むな」と言われていたという。
「夏の暑い時期に水分が摂れないことが一番イヤでしたね。それが、無理やりやらされてイヤだった原因かもしれません。今思えば、よく倒れなかったなと(笑)。でも効率がいいことでは決してないですよね」
 運動中の水分摂取の重要性を認識するようになったのは、早大に進学してからだ。大学では人間科学部に在籍。スポーツ科学を学んだことも大きかった。
 特に意識が高くなったのは、大学3年から4年にかけて、イギリス人のコーチの指導を受けた頃からだという。
「それまで、量を気にして水分を摂ったことはなかったんですけど、そのコーチは『とにかく水分をとれ』と。炭水化物のパウダーを水に溶かして練習前に量を決めて飲んだりしていました。量を意識して飲むようになったのは、その頃からですね」
競技への効果については「わからない(笑)」と言うものの、大学3年から4年にかけては、急激に記録が伸び、ナショナルチーム入りを果たした時期でもあった。飛躍の要因は一つではないだろうが、水分摂取への意識が高くなった影響も少なくはないだろう。
 
 土江が普段から心がけているのは、「単に身体の水分が不足するから飲むというより、水をたくさん飲んで尿を出すというように、身体全体の循環が良くなるように水を飲む」という点だ。
 陸上競技の場合、国内最高峰の大会である日本選手権は初夏に行われるが、世界大会などのビッグイベントは夏場に行われることが多い。土江は言う。
「代表が決定する6月頃までは気温はそれほど高くはない。でもそこから暑い時期になっていく。代表の試合に向けて緊張感も高まる中、水分がきちんと摂取できていないと、練習がうまくできない。そういう状態で試合が近づいてくるというのは、すごく怖いですよね。単にフィジカルの面だけでなくて、メンタル的にも大きく影響してしまう。そういう悪いスパイラルにならないためにも、体調管理、水分、栄養など、トレーニング以外のことは重要だと思います」
  そんな土江にも、日本食研の酸素プラスを試してもらった。
「普段は、スポーツ飲料とか、多少、味のついたものが多かったんですけど、この水を飲むと、頭がすっきりする感じがします。大学の研究室の机の上にいつも置いています。集中力が続く気がしますね」

 171センチ、65キロ。スプリンターとしては決して恵まれている体格ではない。その中で、競技に科学をいち早く取り入れ、どうすれば速く走れるか理論と実践で追及し、長い期間、第一線で活躍してきた功績は大きい。
「100メートルを走るのは約50歩。だから、1歩のミスは2%の失敗になる。ポンポンと、2歩失敗したら4%。そう考えると大きいですよね。
 年齢が上がると、確かに肉体的な能力は落ちる。でも、正確性というか、再現する能力が高まるんです。ズレたときの直し方が、オッサン(笑)になってくると、見えてくる。だから現役の最後の方は、ここぞというレースでの失敗が少なかったですね」
 そう土江は語り、続ける。
「水分以外にもいろいろ気を遣ってはいましたけど、栄養でも何でも、極度に神経質になりすぎることはなかった。トレーニングの部分でも、20代後半からは練習の内容を作り上げていくというよりは、身体の状態、技術をチューンアップしていくような感じでしたね。練習の量も質も、最小限でしたよ。『どれだけラクに速くなってやろうか』と常に考えていました(笑)。長く一線でやっている選手は皆、練習に理屈をつけて、こだわりを持ってやっていると思います」

 06年に24年に及ぶスプリンター人生に区切りをつけた。現役時代も早大陸上部女子のコーチを務めていたが、07年から城西大陸上部監督として、正式に指導者としての道をスタートさせた。
「人に伝えたり、指導するというのは、始めたばかりですが、早大の女子コーチをやっていたときも、面白さは感じていました。ただ、自分でやるのとは根本的に違う。自分がこう、と思ったことを、言葉を介して伝える、というのは本当に難しい。自分にあてはまったことが、全員にあてはまるわけでもないし、伝えればその選手がよくなるかというと、必ずしもそうではない。伝えたことから自発的に組み立てていける選手が伸びていくのだと思うけど、その部分をどのように教えていけばいいのか……。まだコーチとしての経験が少ないので、試行錯誤しているところですね」
 指導者としての道は、土江にとって、陸上競技人生の第二章といえるだろう。今後の目標を訊いた。
「目標は大きく持ちたいので、自分が到達していないエリアにいける選手をつくりたいですね」
 自分が到達していないエリア――それは、五輪のメダルを獲得することだ。
「なかなか難しいとは思いますけど(笑)。ただ、自分が向かっているベクトルがそこからズレないようにしたいですね」
 土江の第二の陸上競技人生は、まだ始まったばかりだ。


土江寛裕(つちえ・ひろやす)プロフィール
1974年6月14日、島根県生まれ。日本を代表するスプリンターだった父・良吉氏の影響で8歳から陸上を始める。島根県立出雲高校、早大を経て富士通に入社。現在は城西大陸上部監督を務める。96年アトランタ五輪代表。04年アテネ五輪では4×400メートルリレーでは1走を務め過去最高の4位入賞へ大きく貢献した。06年、現役引退。171センチ、65キロ。100メートルの自己ベストは10秒21(日本歴代10位)。




商品価格:   500ml×24本/ケース 3,600円(税込3,780円)
商品名:   酸素プラス
販売元:   日本食研株式会社
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