四国アイランドリーグは6日、年間王者を決定するリーグチャンピオンシップ第2戦を行い、香川オリーブガイナーズが1−0で連勝をおさめて2年連続2回目の年間チャンピオンに輝いた。香川は今シーズン、前後期をともに制覇。そのアドバンテージ1勝分を加え、3勝0敗で年間勝率2位の愛媛を下した。

 松尾、橋本、天野で完封リレー(香川2勝、サーパススタジアム、2,508人)
愛媛マンダリンパイレーツ  0 = 000000000
香川オリーブガイナーズ   1 = 001000000
勝利投手 松尾(1勝0敗)
敗戦投手 小山内(0勝1敗)
セーブ   天野(1S)

 香川が充実の投手力で2年連続の栄冠をたぐりよせた。
 王手をかけた香川はホームで満を持してエースの松尾晃雅を起用する。松尾は初回こそ連打で2死1、3塁のピンチを招くが、愛媛の5番・檜垣浩太を速球で空振り三振。先制点を許さない。立ち上がりを切り抜けた松尾は2回から5回までノーヒットピッチングをみせる。

 流れをつかんだ香川は3回、ラストバッターの井吉信也が内野安打で出塁。続く近藤洋輔のライト前ヒットを放つと、これを相手野手がファンブルし、1塁走者が一気にホームを駆け抜ける。香川は初戦に続き、貴重な先取点を奪った。

 香川は7回から投手を橋本亮馬にスイッチ。ところが橋本は8回に無死1、3塁と攻め立てられる。しかも迎えるは愛媛のクリーンアップ。勝敗を大きく左右する場面で背番号18は冷静に3人の打者を次々と打ち取った。

 最大の危機を乗り切ったチームは、もう歓喜の瞬間を待つのみ。最終回はセーブ王の天野浩一がマウンドに上がる。四球で1人走者を出したものの、最後の打者・梶原有司をライトにフライを打ち上げて、香川が一気に年間王者を決めた。

 香川は初戦の塚本浩二、2戦の松尾と、いずれも先発陣が好投。ブルペンも磐石の体制で、愛媛打線の反撃を封じた。
 一方の愛媛は、シーズン中から続く香川への苦手意識を払拭できなかったことが敗因だ。3番・比嘉将太、4番・荒木康一、5番・檜垣浩太の中軸が2試合で計2安打と押さえ込まれ、攻撃が機能しなかった。

 なお、チャンピオンシップのMVPにはリードオフマンとして活躍した近藤洋輔が選ばれた。近藤は初戦に先制のホームを踏み、2戦目も先制点につながるヒットを放っている。
 また、優秀選手には第2戦の勝利投手となった松尾が、敢闘賞には同じく第2戦で1失点完投しながら敗れた小山内大和(愛媛)が選出された。

 2007年度年間チャンピオンの香川は、北信越BCリーグの優勝チームと今度は独立リーグ王者の座をかけて、20日からグランドチャンピオンシップを戦う。

<高校生トライアウトの詳細を発表>

 IBLJは来年度の入団選手採用を目的としたトライアウトのうち、11月3日に行われる高校生トライアウトの応募要項を発表した。応募締め切りは10月19日(金)。高校生トライアウトは現役高校生のみを対象としており、大学、社会人その他一般向けのトライアウトは11月下旬から四国、関東、九州の3カ所で順次行われる(詳細は10月下旬に発表)。

 高校生トライアウト開催概要
【開催日、場所】
11月3日(土) 愛媛・新居浜市営球場
【応募資格】
 現役高校生のみ
【応募要項】
 1.IBLJのHPよりエントリー用紙を印刷
 2.エントリー用紙送付先を電話、FAXでトライアウト連絡事務局へ連絡し、郵送にて受取
(受付時間は10〜18時。電話受付は平日のみ)
 以上いずれかの方法でエントリー用紙を入手し、必要事項(写真添付必須)を記入後、返送先を記入し、80円切手を貼り付けた返信用封筒、野球実績を証明する新聞記事等の資料があればあわせて同封の上、10月19日(金)必着で郵送してください。
 受付後、受験票と詳細案内を返信用封筒にて送付します。
【受験料】
 5,000円 (当日に持参)
【注意】
・10月18日までに、所属都道府県野球連盟へ高校を通じて「プロ野球志望届」を提出してください。
 未提出の場合はトライアウトを受験できません。
・当日、報道関係者には氏名、出身校などのプロフィールを公開致しますので、ご了承ください。
【申込、問合先】
 四国アイランドリーグトライアウト連絡事務局
〒760-0013 香川県高松市扇町1−25−52
TEL 087-825-9760 FAX 087-825-9961
 担当:大西、田口

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