先日、日本女子ソフトボールリーグ開幕節を見に行きました。
 ルネサス高崎の上野投手はじめ、北京五輪代表選手が何人も出場するとあって、私が想像していたよりずっと多くの観客と報道陣が西武ドームに集まっていました。
 会場はマウンドからホームベースまでの距離や外野の広さ等、すべてソフトボール仕様に設定してあり、広く取られた外野の空きスペースでは試合を待つ選手たちがアップをしていました。
 観客席に目を向けると、選手ひとりひとりの名前が書いてあるのぼりが各チームの応援席に掲げられ、トランペットの音が鳴り響いていました。日立ののぼりは名前だけでなくかわいい模様やイラストが描いてあり、個性的でした。
 球場全体がビール片手に観戦したくなってしまうような雰囲気で、昨年プロ野球の試合を1試合も見に行かなかった私は、久しぶりに鳥肌がたちました。

 観客で目立ったのはソフトボール部に所属しているだろうと思われる小中学生でした。サイン色紙やノートを片手に、ユニフォームやジャージ姿の子供たちが選手を追ってスタンドを走りまわっています。係の人の「危ないから走らないでね!」なんて全く聞こえていないご様子で、目を輝かせながら「上野選手があそこにいる!」とダッシュしていく姿が印象的でした。

 弊社サイトでも紹介させていただいている伊予銀行ソフトボール部は、強豪の日立ソフトウェアとの初戦でした。五輪代表の山田恵里選手、西山麗選手を擁する日立ソフトウェアは、投打に隙がなく、ランナー1、2塁の時に打球をきちんとライト方向に狙えるなど、安定して力を出せるチームでした。今季から1部リーグに上がった伊予銀行は残念ながら大敗。コールドゲーム制をとっていないためどんなに点差が開いても7回まで戦わなくてはならず、精神面でも大変だと思われる1戦となってしまいましたが、最後までキャプテンを中心に戦い抜いていました。
 いつもスタッフのSさんから聞く伊予銀行ソフトボール部を少しでも見ることができて、これから伊予銀行ソフトボール部の活躍がますます楽しみになりました。

 ピッチャーの配球、攻撃の作戦、スピード感あふれるプレー等、野球と同じようにとても楽しめるソフトボール。日本女子ソフトボールリーグには金メダリストのスター選手もたくさん出場しています。山田選手、上野選手は、女性の私から見てもかなりのかっこよさでした。
 全国各地で週末試合が行われていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(S.H)
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