13日、bjリーグの2007−2008レギュラーシーズン全日程が終了し、イースタン、ウエスタンの各カンファレンスでの順位が確定した。レギュラーシーズンを首位で通過し、プレーオフ進出を決めたのはイースタンでは仙台89ERS、ウエスタンでは大阪エヴェッサの2チーム。昨年5位だった仙台は2年ぶりのプレーオフ進出で初の栄冠を、大阪は3連覇を目指す。

 2位以下の順位は、イースタンが2位・東京アパッチ、3位・新潟アルビレックスBB、4位・埼玉ブロンコス、5位・富山グラウジーズ。ウエスタンは2位・高松ファイブアローズ、3位・ライジング福岡、4位・大分ヒートデビルズ、5位・琉球ゴールデンキングスとなった。
 20日にはプレーオフ進出をかけて2位、3位のチームによるワイルドカードゲームが行われる。組み合わせカードはイースタンが東京と新潟、ウエスタンは高松と福岡だ。

 レギュラーシーズン、イースタンでは東京と新潟の間で最後まで激しい2位争いが繰り広げられた。結果、最終戦で東京が2位に浮上し、ワイルドカードゲームのホーム開催権利を勝ち取った。昨シーズンは最下位と不甲斐ない成績に終わった東京は、2年ぶりのプレーオフ進出を目指す。
 一方、2年連続でプレーオフに進出しながら、いずれも優勝することができなかった新潟は、ワイルドカードゲームでの勝利はもちろん、3度目の正直で王者を狙う。対戦成績も4勝2敗と新潟がやや有利か。

 ウエスタンでは、大阪と高松との首位争いが激化。残り2試合となった6日には、首位に立った高松だったが、12日の新潟戦で惜敗し、再び2位へ。最終戦は白星で飾ったが、大阪も勝利したため、わずか1ゲーム差で首位通過を逃した。
 昨シーズンは新規参入ながらプレーオフに進出した高松。ファイナルではレギュラーシーズンで勝ち越していた大阪に負け、初の栄冠を手にすることはできなかった。しかし、今シーズンは目標の30勝に到達。昨シーズン、1位・大阪と4あったゲーム差を1に縮めるなど、確実に戦力はアップしている。

 その高松と対戦するのが、今シーズン新規参入の福岡だ。2チームの差は10ゲームと大きく開き、対戦成績も4勝2敗と高松に軍配が上がっている。それだけに、高松有利という見方が大方を占める。しかし、福岡は目下6連勝中。このまま勢いに乗ることができれば、おもしろい試合となりそうだ。

 〜2007−2008シーズン ワイルドカードゲーム〜
4月20日(日)

<イースタン・カンファレンス>
 東京アパッチ vs. 新潟アルビレックスBB
(国立代々木競技場第二体育館 15時〜)

<ウエスタン・カンファレンス>
 高松ファイブアローズ vs. ライジング福岡
(高松市総合体育館 14時〜)


 また、同リーグでは今シーズンの個人タイトルを発表した。獲得選手は次の通り。

【最多得点】
アンディー・エリス(大分)初
 1試合平均25.1点(総得点1005点、40試合出場)

【最終アシスト】
澤岻直人(沖縄)初
 1試合平均5.8本(総アシスト226本、39試合出場)

【最終リバウンド】
ゴードン・ジェームス(埼玉)2年連続2回目
 1試合平均14.4本(総リバウンド634本、44試合出場)

【最終ブロックショット】
ジェフ・ニュートン(大阪)3年連続3回目
 1試合平均3.4本(総ブロックショット148本、44試合出場)

【最多スティール】
マイケル・パーカー(福岡)初
 1試合平均2.6本(総スティール70本、27試合出場)

【最高3ポイントシュート成功率】
鈴木裕紀(大分)2年ぶり2回目
 成功率50.4%(成功数57本/試投数113本、35試合出場)

【最高フリースロー成功率】
仲村直人(大阪)初
 成功率91.0%(成功数61本/試投数67本、44試合出場)

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