10月12日(日)

 前日の第1戦を勝ち取り、埼玉西武との第2ステージ進出に王手をかけた北海道日本ハムが、相手のミスにつけこむ試合巧者ぶりを発揮。投打ががっちりかみ合い、7−2と快勝して第1ステージを突破した。

◇第1ステージ(第2戦)
 藤井、7回途中を1失点の好投(日本ハム2勝0敗、京セラドーム)
北海道日本ハム   7 = 020010400
オリックス       2 = 000100010
勝利投手 藤井(1勝0敗)
敗戦投手 小松(0勝1敗)
本塁打   (日)ボッツ1号2ラン
 後がないオリックスはチーム一の15勝をマークしたエースの小松聖を先発に立てた。その小松は初回、三者連続で内野安打に打ち取り、幸先よいスタートを切ると、2回表も簡単に2死を取る。

 ところが、6番・小谷野栄一、7番・坪井智哉に連打を浴びると、8番・ボッツには四球を与えて満塁としてしまう。そして、ここでオリックスの守備にほころびが出た。9番・金子誠を平凡なセカンドフライに打ち取るも、一輝がこれを落球。ランナー2人が返り、日本ハムが2点を先制した。

 オリックスも4回裏、前日の第1戦で無安打に終わった4番・ローズにタイムリーが出て、1点を返した。だが、5回裏、再びオリックスの守備にミスが出た。1死一、三塁の場面で5番・高橋信二の打ち取ったかと思われた平凡なフライをショートの後藤光尊が落球。三塁ランナーの森本稀哲が返って、再び日本ハムのリードは2点となった。

 さらに日本ハムは7回表2死から怒涛の攻撃を見せた。小谷野、坪井の連続タイムリーで2点を追加すると、続くボッツは代わったばかりの川越英隆の初球をライトスタンドへ運んだ。日本ハムはこの回一挙4点を奪い、その差を6点と広げた。

 一方、オリックスは8回裏に1点を返すのが精一杯。自慢の強力打線はこの試合でも火を噴くことはなかった。結局、日本ハムが2連勝を飾り、西武が待つ第2ステージへの進出を決めた。


 阪神、3者連続押し出しで逆転(阪神17勝6敗1分、スカイマーク)
中日   1 = 000100000
阪神   4 = 00000301×
勝利投手 岩田(10勝10敗)
敗戦投手 山本昌(11勝7敗)
セーブ   藤川(8勝1敗38S)

 ヤクルト、最終戦白星で飾る(ヤクルト15勝9敗、神宮)
横浜        3 = 000000300
東京ヤクルト   4 = 02001001×
勝利投手 松岡(5勝3敗)
敗戦投手 牛田(0勝2敗)
セーブ   林昌勇(1勝5敗33S)
本塁打   (横)村田46号3ラン
       (ヤ)飯原9号ソロ、小野1号ソロ