11月15日(土)
 15日、アジアシリーズ第3戦が行われ、埼玉西武は序盤から猛打をふるいシリーズ新記録となる16得点をマークして天津ライオンズに大勝した。

◇第3戦
 リリーフ陣の好投光る(東京ドーム)
埼玉西武      16 = 2362030
天津ライオンズ   2 = 2000000 (7回コールド)
勝利投手 大沼
敗戦投手 陳
本塁打   (西)中村3ラン、銀仁朗ソロ
 初回から西武打線が猛打をふるった。初回、片岡易之、栗山巧の1、2番コンビで先取点を挙げると、続く3番・平尾博嗣のサードゴロの間に栗山が返り、2点目を挙げた。

 しかし、先発を任された西武の許が天津打線につかまった。1死二、三塁から4番・羅玉斌に走者一掃のタイムリーを打たれ、試合を振り出しに戻された。

 それでも西武はあわてなかった。2回表には中村剛也の一発で3点を勝ち越すと、3回表には打者10人の猛攻で一挙6得点を奪い、ほぼ勝利を手中に収める。

 投げては大沼幸二、谷中真二、岡本真也のリリーフ陣が一本もヒットを打たれない完璧なピッチングで天津打線を封じこんだ。結局、試合は16得点を奪った西武が7回コールド勝ちを収めた。

 これで通算成績を2勝1敗とした西武は第2試合でSKワイバーンズ(韓国)に逆転勝ちをした統一ライオンズ(台湾)と決勝で対戦することとなった。