３月23日（月）
高校野球 ◇１回戦
敬遠策が明暗を分ける福知山成美（京都） ５ ＝ １１００００００００００００３国士舘（東京） ２ ＝ ００２００００００００００００ （延長15回）
昨秋、45イニング連続無失点を樹立、防御率0.27を誇る好投手・長岡宏介（３年）に対し、国士舘は伝統の機動力が自慢のチーム。両者の対決は一歩も譲らぬ白熱した投手戦となり､勝負は延長戦へともつれこんだ｡
延長に入っても勝ち越し点を奪えないまま、いよいよ15回に突入した。福知山成美は出塁した細野が犠打、内野ゴロの間に三塁へ進み、最後のチャンスをつかむ。ここで国士舘は次打者の５番・福本匠（３年）を敬遠し､６番・田嶋健太（３年）との勝負を選んだ｡田嶋が降りぬいた打球はﾚﾌﾄへ｡これで２走者が返り、福知山成美に待望の追加点が入った。さらに次打者にもタイムリーが出て、この回一挙に３点を挙げる。
その裏､福知山成美の２番手・香山裕貴（３年）は公式戦初登板とは思えない落ち着いたピッチングで国士舘の中軸を無安打無失点に抑え、３時間を超える熱戦に幕を下ろした｡
報徳・宮西、５安打完封！高崎商（群馬） ０ ＝ ０００００００００
報徳学園（兵庫） ２ ＝ ０１１０００００× ２回表、２死三塁のピンチを切り抜けた報徳学園はその裏、２死から怒涛の３連打を見せ、待望の先取点を挙げた。さらに３回裏にも２死二塁から主将で４番の西郷遼平（３年）のタイムリー三塁打で１点を追加する。
それでも４回以降は高崎商のエース渡辺貴仁（３年）が三塁を踏ませない粘りのﾋﾟｯﾁﾝｸﾞで追加点を許さなかった｡だが、報徳学園エースの宮谷陽介（３年）の前に打線が沈黙｡最終回も三者凡退に終わり、結局報徳学園が２点のリードを守った。
今村、12奪三振＆２安打の活躍清峰（長崎） ４ ＝ ０２０１０００１０日本文理（新潟） ０ ＝ ０００００００００
【本塁打】
（清）今村
３年前の選抜準々決勝の再来となったこの試合、先制したのは主導権を握ったのは清峰だった。２回表、エースの今村猛（３年）が自らのバットで先制アーチを放つと、清峰はさらにこの回、相手守備のミスを突いて１点を追加。４回表にも３点目を挙げる｡
今村は序盤こそ制球難に苦しむも、中盤以降は徐々に調子を上げ、６回には三者連続三振に切って取るなど、下馬評通りのピッチングを披露。７、８回も無安打の好投を見せた今村は最終回、１死からランナーをスコアリングポジションにランナーを置くものの、最後は二者連続の三振に切って取り、清峰が準優勝した３年前と全く同じスコアで日本文理を下した。
【３月24日（１回戦）の試合日程】
第１試合
開星（島根） ―
慶応（神奈川）
第２試合
箕島（和歌山） ―
大分上野丘第３試合
西条（愛媛） ―
PL学園（大阪）
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