4月1日(水)

高校野球 
◇準決勝
 主砲・山崎が全打点を叩き出す!
報徳学園(兵庫)  1 = 000000010
清峰(長崎)     4 = 01201000×
【本塁打】
(清)山崎
 準々決勝まで26イニング無失点を誇る清峰エース今村猛(3年)は、この試合も毎回のようにランナーを出すものの、要所を締める好投で報徳学園を7回まで無失点に抑えた。そのエースの好投に応えるかのように、清峰は主砲のバットから次々と快音が鳴った。まずは2回裏、先頭打者として打席に立った4番・山崎健太郎(3年)がこの試合チーム初安打となる先制アーチを放つ。さらに山崎は3回裏にもの2点タイムリーを放つと、5回裏にもタイムリーが出て、全打点を叩き出す活躍を見せた。
 一方、報徳学園の主砲・西郷遼平(3年)も意地を見せる。8回表、2死二塁からタイムリーを放ち、今村の33イニング続いた無失点記録を断った。しかし、反撃もここまで。清峰が3点差を守り、初出場した2006年に続いて決勝進出を決めた。

 菊池、逆転決勝タイムリー
花巻東(岩手)  5 = 000012020
利府(宮城)   2 = 002000000
【本塁打】(利)遠藤

 大会史上初となる東北勢同士の準決勝、先制したのは利府だった。3回裏、9番・塚本峻大(3年)が無死から四球で出塁すると、1番・遠藤聖拓(3年)が先制の2ランを放つ。
 5回表、花巻東が1死一、三塁から内野ゴロの間に1点を返した。さらに6回表には2死満塁から8番・菊池雄星(3年)が自らのバットで2点タイムリーを放ち、花巻東が逆転に成功した。8回表にも2点を追加した花巻東。投げてはエースの菊池が6、7、8回と三人で切って取る好投を見せると、最終回は1死から安打を許すも、最後は7番・布施吉法(3年)を併殺打に打ち取り、県勢初となる決勝進出を決めた。

【4月2日(決勝)の試合日程】
清峰(長崎) ― 花巻東(岩手)

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