7月25日(土)
『マツダオールスターゲーム2009』第2戦が25日、新球場のマツダスタジアムで行なわれた。ホームラン攻勢を見せた全パが試合を制し、第1戦の借りを返した。

 松中、2打席連続HR(マツダスタジアム)
全パ   7 = 010112002
全セ    4 = 110100001
勝利投手 杉内(ソフトバンク)
敗戦投手 吉見(中日)
本塁打  (パ)中村(西武)1号ソロ、松中(ソフトバンク)1号ソロ・2号2ラン、サブロー1号ソロ
       (セ)宮本1号ソロ
 このスタジアムにおいて、シーズンでは見られないホームランの続出に、広島のファンが沸いた。

 1回裏、全パの先発・涌井秀章(埼玉西武)から現在セ・リーグの本塁打王・ブランコ(中日)がタイムリーを放ち、全セが1点を先制した。その直後の2回表、パ・リーグの本塁打王・中村剛也(西武)が全セの先発・大竹寛(広島)から場外を意味するスタンド外側のネット直撃の大ホームランで試合を振り出しに戻した。

 その裏、井端弘和(中日)のタイムリーで全セが1点を勝ち越す。しかし、ここから全パの一発攻勢が始まった。まずは4回表、4番に入った松中信彦(福岡ソフトバンク)が全セの2番手・ルイス(広島)から同点弾。その裏、宮本慎也(東京ヤクルト)の一発で勝ち越された後の5回表にはサブロー(千葉ロッテ)、6回表には松中が2打席連続となる2ランで全パが逆転した。

 さらに9回表、全パが2点を追加し、大量4点のリードを奪った。9回裏、全セは1死満塁から荒木雅博(中日)の犠牲フライで1点を返すのが精一杯。最後はシコースキー(ロッテ)が第1戦のMVP青木宣親(ヤクルト)を内野ゴロに打ち取り、ゲームセット。全パが勝利し、通算対戦成績を全パ75勝69敗とした。MVPには2打席連続でホームランを放った松中が初受賞を果たした。