12日、日本サッカー協会(JFA)はFIFA南アフリカワールドカップに出場登録する日本代表7名を追加発表した。ドイツ・ブンデスリーガ、ドルトムントへの移籍が明らかになった香川真司(C大阪)や鹿島のリーグ3連覇を支えた小笠原満男など、これまで岡田ジャパンに招集されていたメンバーの名前が並んだ。7名はFIFA登録の30名枠に入り、一昨日発表された23名の中で負傷者が出た場合にのみ本大会へ出場することとなる。
 追加登録メンバー7名はいずれも23名枠に入ってもおかしくない選手たち。だからこその追加メンバーとも言える。前述の香川、小笠原に加え、両サイドのDFをこなす徳永悠平(F東京)や身体能力に長けた槙野智章(広島)。さらにスピード能力を備えた石川直宏(F東京)や田中達也(浦和)。昨季のJリーグ得点王、前田遼一(磐田)が7名枠に入った。

 岡田監督の選んだ23名と7名の差は紙一重だろう。今後、負傷者が出た場合のみの出場という難しい立場を与えられたが、彼らの存在が日本にとって心強い状況になることも考えられる。W杯まであと1カ月。7名の状態にも注視が必要だ。