福岡レッドワーブラーズを経て、今季、千葉ロッテに入団した秋親(山田秋親)が13日、横浜戦(横浜)で3番手として登板し、勝利投手となった。秋親は日本の独立リーグを経てNPBに復帰した初の選手で、4月29日に1軍に昇格すると、ここまで中継ぎで5試合に登板していた。この日は2−3とビハインドの4回からマウンドに上がり、5回に1点を失ったものの、直後に福浦和也が満塁ホームランを放って味方が逆転。その後も打線が爆発したロッテが14−6で勝利した。
 秋親にとっては、福岡ダイエー時代の04年以来、6年ぶりのNPBでの白星。アイランドリーグから直接NPBの球団に入った選手が1軍で勝利を飾ったのは初めてのケースだ(アイランドリーグでプレーした選手としては北海道日本ハムの多田野数人(06年に徳島にスポット加入)に次ぎ、2人目)。昨年の今頃は肩の手術からリハビリ中で、状態が思わしくなく、本人にとっては「不安が募った」時期だった。それから1年、かつての球威も徐々に戻りつつある。ひさびさの1勝で首位争いをする好調なチームとともに波に乗っていきそうだ。

◇5月13日(木)
【関西独立リーグ】

 明石、逆転サヨナラ負けで4連敗(神戸3勝2敗、明石、168人)
明石レッドソルジャーズ 4 = 111100000
神戸9クルーズ      5 = 000030002×
勝利投手 西川(5勝0敗)
敗戦投手 佐藤(0勝2敗1S)

<順位表> 勝  負  分  勝率   差 
1.神戸  12   5   0  .706
2.コリア  7   8   1  .467  4.0
3.明石   6   8   3  .429  0.5
4.紀州   5   9   2  .357  1.0