8月8日(日)

 ロスタイムの勝ち越し弾で鹿島とらえる(味スタ)
FC東京 0−1 名古屋グランパス
【得点】
[名古屋]田中マルクス闘莉王(90+4分)
 スコアレスドローで新スタジアム初陣飾れず(長居球)
セレッソ大阪 0−0 川崎フロンターレ

 退場者出すも、必死の守りで完封勝ち(ホームズ)
ヴィッセル神戸 1−0 浦和レッズ
【得点】
[神戸]三原雅俊(52分)


【プロ野球】
◇セ・リーグ
 好調ヤクルト、今季2度目の6連勝(ヤクルト9勝7敗、横浜)
東京ヤクルト   11 = 104100131
横浜         4 = 001003000
勝利投手 バーネット(4勝5敗)
敗戦投手 大家(3勝6敗)
本塁打  (ヤ)相川9号3ラン、10号3ラン

 朝井、7回無失点で移籍後初勝利(巨人13勝4敗、東京ドーム)
広島   0 = 000000000
巨人   7 = 20410000×
勝利投手 朝井(1勝0敗)
敗戦投手 中田(0勝1敗)
本塁打  (巨)阿部33号ソロ、ラミレス36号ソロ

 中田、4安打完封勝ち(中日10勝7敗1分、ナゴヤドーム)
阪神   0 = 000000000
中日   10 = 00210403×
勝利投手 中田賢(4勝2敗)
敗戦投手 小嶋(0勝2敗)

◇パ・リーグ
 吉見、3年ぶりの完封勝利(ロッテ10勝4敗、スカイマーク)
千葉ロッテ   4 = 002200000
オリックス    0 = 000000000
勝利投手 吉見(4勝5敗)
敗戦投手 小松(5勝7敗)
本塁打  (ロ)金泰均19号2ラン、井口11号2ラン

 西武、3連勝で首位に返り咲く(西武12勝6敗、西武ドーム)
福岡ソフトバンク   4 = 030000010
埼玉西武       7 = 00121003×
勝利投手 長田(4勝1敗)
敗戦投手 ファルケンボーグ(3勝2敗1S)
セーブ   シコースキー(1勝2敗27S)
本塁打  (ソ)松田13号2ラン
       (西)平尾3号2ラン

 田中、1失点完投勝利(楽天9勝8敗、札幌ドーム)
東北楽天        7 = 012020200
北海道日本ハム   1 = 000000010
勝利投手 田中(10勝6敗)
敗戦投手 吉川(0勝4敗)
本塁打  (日)中田8号ソロ

【高校野球】

◇1回戦
 18安打の猛攻で夏初勝利
北大津(滋賀)   11 = 120110303
常葉橘(静岡)    4 = 000000040
【本塁打】
(北)小谷、村井
(常)牛場

 序盤から北大津が試合の主導権を握った。初回、1死三塁から3番・山口元気(3年)のタイムリー二塁打で先制すると、2回表にも1死から5番・西野颯(3年)が二塁打で出塁。6番・岡本拓也(2年)は見事なセーフティバントを決めて一、三塁とした。ここで7番・村井昇汰(2年)が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、4点のリードを奪った。4回表にも1点を追加した北大津は、5回表には4番・小谷太郎(3年)が今大会第1号となるソロホームランを放った。7回表には西野の2点タイムリー、スクイズで、その差を8点と広げた。

 投げてはエース岡本が初回からほぼ完璧なピッチングで、7回までわずか2安打に抑えた。完封ペースの岡本だったが、8回裏、常葉橘打線につかまる。2死一、二塁から3番・早川顕一(3年)に2点タイムリー、さらには続く4番・牛場友哉(3年)にはレフトスタンドへ運ばれ、この回一挙4点を失った。
 しかし、北大津は9回表、村井昇汰(2年)にも2ランが飛び出すなど、3点を追加。最後は2番手・横江巧真(3年)が無失点に抑え、北大津が18安打の猛攻で夏初勝利をあげた。

 エース野口、3安打完封!
宇和島東(愛媛)   0 = 000000000
前橋商(群馬)    3 = 20000010×


 初回、前橋商打線が宇和島東エースの山本喬之(3年)の立ち上がりを攻めた。1死後、2番・斎藤拓也(3年)がライトオーバーの三塁打を放つと、プロも注目する俊足巧打の3番・後藤駿太(3年)は一ゴロに打ち取られるも、相手守備の連携がうまくいかずベースカーバーに入った山本よりも先に一塁へ。その間に斎藤が先制のホームを踏んだ。さらに、続く4番・箱田昌太(3年)のタイムリーで2点目が入った。
 6回表には、宇和島東は最大のチャンスを迎えた。8番・山下太一(2年)がチーム初安打を放ち、無死でランナーを出す。しかし、牽制で刺されてしまう。それでも次打者の9番・浅野真也(3年)が四球で出塁。さらに盗塁を決め、初めてランナーを得点圏に置いた。だが、この日の宇和島東は打線がつながらない。1番・寺尾桂汰(3年)は内野ゴロ、2番・清水恭平(3年))は空振り三振に倒れ、得点に結びつけることができなかった。
 一方、前橋商は7回裏には貴重な犠牲フライでダメ押しとなる3点目をあげた。この試合の野口には、これで十分だった。ランナーを出しても低めをつく丁寧なピッチングで要所を締め、最後まで崩れることはなかった。結局、野口は宇和島打線を3安打無失点に抑え、今大会初の完封勝ちをおさめた。

 投打に圧倒した遊学館が大勝
一関学院(岩手)    0 = 000000000
遊学館(石川)     11 = 00000803×

 均衡が破れたのは遊学館攻撃の6回裏。先頭打者の9番・山本亮(2年)が安打で出塁すると、1番・・水野一世(3年)はセオリー通り送りバントを試みた。これを一関学院の捕手・荒木俊樹(3年)が高橋に二塁送球を指示する。しかし、この送球が大きくそれ、ボールが外野へと転がる間に山本は三塁へ。さらにセンターから三塁へも悪送球となり、水野も二塁へ進んだ。このチャンスに2番・谷口一平(1年)が先制のタイムリーを放つ。さらに3番・山岸裕介(3年)は四球で出塁し、無死満塁となった。ここで一関学院の沼田尚志監督は2番手・沼田健人(2年)にスイッチした。しかし、沼田は死球押し出しで1点を献上。さらに5番・山中将誉(2年)には走者一掃のタイムリー二塁打を打たれ、3点を失った。
 その後も遊学館は攻撃の手を緩めない。1死後にはスクイズ、さらに水野の2点タイムリーで、この回一挙8得点をたたき出した。8回裏にも長打で3点を追加した遊学館。投げては土倉将(2年)が一関学院打線をわずか3安打に抑え、完封。打線も10安打をたたき出し、投打に圧倒した遊学館が2回戦進出を決めた。


 関東一、多彩な攻撃で快勝
関東一(東東京)    9 = 000020034
佐野日大(栃木)    2 = 000000002
【本塁打】
(関)伊藤、宮下

 試合が動いたのは5回表。1死から8番・斉藤豊(2年)が二塁打を放つと、9番・白井慶一(3年)は内野ゴロに倒れるも、その間に斉藤が三塁へ進む。1番・山下幸輝(3年)が四球で出塁し、一、三塁とすると、佐野日大エースの関祐汰(3年)の暴投で斉藤が先制のホームを踏んだ。さらに盗塁を成功させ、二進した山下が好走塁を見せた。2番・渋沢麻衣弥(3年)が俊足をいかし、内野安打に。このとき盗塁を狙い、走り始めていた山下が一気に三塁をまわりホームへ突っ込む。ファーストがあわててバックホームするも間に合わず。関東一に2点目が入った。8回表にも3点をあげた関東一は9回表には伊藤、宮下の二者連続ホームランなどで4点を追加した。
 その裏、佐野日大も2点を奪い、粘りを見せるも時すでに遅し。多彩な攻撃を見せた関東一が快勝し、2回戦進出を決めた。