８月13日（金）
◇２回戦
投打かみ合い快勝
成田（千葉） 10 ＝ ０１５１０３０００
八戸工大一 ２ ＝ ００００２００００
先制したのは成田。２回表、２死から７番・勝田優斗（２年）がヒットで出塁すると、８番・安随大樹（３年）が死球を受け、一、二塁とする。ここでエースの９番・中川諒（３年）が自らタイムリーを放って、１点を先制した。これで勢いづいた成田は３回表には勝田の３点タイムリーなどで一挙５点を奪う。４回にも１点を追加した成田が試合の主導権を握る。一方、３、４回と成田エースの中川に三者凡退に切ってとられ、反撃の糸口さえつかめなかった八戸工大一だが、５回表、にようやくタイムリーが生まれて２点を返した。
しかし、６回以降は追加点を奪うことができない。逆に成田は６回表、１死から怒涛の３連打などで３点を追加し、８点差とした。試合はそのまま最終回へ。八戸工大一は２死から連打が出て、粘りを見せるも、最後は下畑が空振り三振に倒れ、ゲームセット。成田の中川は11安打を打たれながらも要所を締め、10奪三振２失点で初戦に続いて完投した。
試合巧者振りを発揮し、逃げ切る
京都外大西 ３ ＝ ００００２００１０
新潟明訓 ５ ＝ １１１００２００×
序盤、新潟明訓が京都外大西の先発・佐藤優太（２年）の立ち上がりを攻めた。まずは１回裏、３番・田村昌大（３年）のタイムリーで１点を先制すると、２回裏にはエース池田駿（３年）が自らの犠牲フライで１点を追加した。新潟明訓は３回表にも４番・柄沢槙（３年）のタイムリーで再び１点を奪う。
京都外大西は５回表、相手守備のミスで１点を返すと、２死二塁から金瀬戸のタイムリーで２点目をあげ、１点差に迫った。しかし、６回表にもタイムリーが出て、新潟明訓が２点を追加。その差を３点と広げた。
８回表、京都外大西も１点を返すも、反撃もそこまで。11安打を打たれながら、池田、神田が要所を締める好投が光った新潟明訓が追い上げる京都外大西を振り切った。
鹿実、23安打の猛攻で大勝
鹿児島実 15 ＝ １４２１０５００２
能代商（秋田） ０ ＝ ０００００００００
序盤、能代商の守備に乱れが生じる。初回、鹿児島実がヒットと死球で１死一、三塁とすると、４番・川崎友幸（３年）の打球を能代商三塁手が後逸し、鹿実に先取点が入った。２回表には２死二塁から９番・平山大海（２年）にヒットを打たれると、この打球の処理に左翼手が手まどっているうちに二塁ランナーは一気にホームに返った。なおも、２死二塁の場面、ピッチャー保坂祐樹（２年）が無人のセカンドへ牽制し、ボールは外野へ。この間にランナーは三塁へ進んだ。１番・藤田亮馬（３年）、亀甲章史（３年）に連続でタイムリーが出て、その差を４点と広げた。なおも２死二塁の場面で能代商は早くも保坂から田村清司（３年）にスイッチ。しかし、田村も３番・用皆にセンターフェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びた。
鹿実は９回にも２点を奪い、毎回の計23安打を放ち、15得点をあげた。投げては用皆が８回まで能代商打線を２安打に抑える好投を披露し、最後はリリーフした野田昇吾（２年）がランナーを出しながらも要所を締めて無失点。投打に圧倒した鹿実が完封で初戦突破を果たした。
エース渡辺、４安打シャットアウト
山形中央 ０ ＝ ０００００００００
九州学院（熊本） ７ ＝ ００２１０４００×
３回裏、九州学院は先頭の９番・下田勇斗（２年）が死球を受けて出塁すると、１番・井翔平（３年）が送って、１死二塁と先制のチャンスをつかんだ。２番・溝脇隼人（１年）は空振り三振に倒れるも、３番・山下翼（２年）がレフト頭上を越える二塁打を放つ。チーム初安打が先制タイムリーとなった。これでリズムを崩した山形中央のエース横山雄哉（２年）は連続で四死球を出して満塁としてしまう。すると、守備にもほころびが出る。６番・松永蓮（３年）のボテボテのゴロを二塁手が一塁へ悪送球。自分たちのミスで１点を献上した。４回裏にはスクイズ、長打で一挙４点を追加。その差を７点に広げた。
最終回、山形中央は無死一、二塁と粘りを見せるも、九州学院エース渡辺政孝（３年）が後続を断ち切り、最後は６番・高橋匠（２年）を得意のチェンジアップで空振り三振に仕留め、完封勝ち。開幕戦に続き、投打がかみあった九州学院が３回戦に進出した。
【Ｊリーグ】
アウェーで敗れ、リーグ戦12節ぶりの黒星（ＮＤスタ）
モンテディオ山形 １−０ アルビレックス新潟
【得点】
[山形]北村知隆（35分）
【プロ野球】
◇セ・リーグ
14安打の猛攻で逆転勝ち（巨人10勝４敗、東京ドーム）
横浜 ６ ＝ ００１１４００００
巨人 ８ ＝ ０１２０１１２１×
勝利投手 久保（６勝１敗１Ｓ）
敗戦投手 弥太郎（０勝１敗）
セーブ クルーン（３勝２敗17Ｓ）
本塁打 （横）スレッジ23号ソロ
（巨）高橋12号ソロ、坂本20号ソロ、小笠原24号ソロ
吉見、３年連続２ケタ勝利（中日９勝７敗、ナゴヤドーム）
広島 １ ＝ ００００００１００
中日 ５ ＝ １０００００３１×
勝利投手 吉見（10勝６敗）
敗戦投手 前田健（12勝６敗）
ヤクルト、８年ぶりの10連勝（ヤクルト６勝９敗、京セラドーム）
東京ヤクルト ９ ＝ ２１０００５００１
阪神 ６ ＝ １００００１１３０
勝利投手 館山（６勝５敗）
敗戦投手 鶴（２勝４敗）
セーブ 松岡（２勝２敗２Ｓ）
本塁打 （ヤ）田中３号３ラン
（阪）マートン12号ソロ
◇パ・リーグ
山田、７回１失点の好投（ソフトバンク６勝９敗、ヤフードーム）
北海道日本ハム １ ＝ ０００１０００００
福岡ソフトバンク ５ ＝ ００１４００００×
勝利投手 山田（３勝３敗）
敗戦投手 ダルビッシュ（10勝６敗）
本塁打 （ソ）ペタジーニ８号２ラン
ラズナー、７回１安打無失点の好投（楽天10勝４敗、千葉マリン）
東北楽天 ４ ＝ ００００１０１２０
千葉ロッテ ０ ＝ ０００００００００
勝利投手 ラズナー（４勝７敗）
敗戦投手 成瀬（９勝10敗）
本塁打 （楽）牧田１号ソロ
西武、逃げ切って６連勝（西武９勝７敗、西武ドーム）
オリックス ２ ＝ ００００００１１０
埼玉西武 ４ ＝ ０００２０２００×
勝利投手 涌井（13勝６敗）
敗戦投手 木佐貫（９勝８敗）
セーブ シコースキー（１勝２敗29Ｓ）
本塁打 （オ）カラバイヨ３号ソロ、後藤12号ソロ