大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。今月のゲストはプロサッカー選手の中澤佑二さんです。現在、対談第2回「オーバーエイジをどう使うか」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: ロンドン五輪開幕まで、あと1カ月半となりました。中澤さんはシドニー大会を経験されています。五輪に出場した感想は?
中澤: 五輪代表に選ばれたのはヴェルディ川崎(現東京V)に入ってすぐの頃でした。国際大会の経験が少なく、外国人とマッチアップした回数も限られていたので、最初はすごく戸惑いがありましたね。相手も体格は大きいし、パワーもスピードもある。それでもシドニー大会は同じ代表メンバーに頼もしい選手がたくさんいましたから、任せるところは任せて、自分はとにかくヘディングや1対1で負けないように気をつけていました。

二宮: あの時はオーバーエイジ(OA)で楢崎正剛選手(名古屋)や森岡隆三さん(元京都)、三浦淳宏さん(元神戸)がメンバー入りし、決勝トーナメントに進出しました。五輪世代とOAとの融合がうまくいったチームといえるのではないでしょうか。
中澤: そうだと思います。やっぱり、OAに選ばれたナラ(楢崎)さんや隆三さん、アツ(三浦)さんは、チーム全体を見られるプレーヤーです。僕たち若手のいいところを引き出して、足りないところはうまくフォローしてくれる。おかげで僕たちはプレーしやすかったですね。

二宮: なるほど。OAの選手たちが主役というわけではなかったと?
中澤: ヒデ(中田英寿)さんやツネ(宮本恒靖)さんもいましたからね。年長組の人たちがチームを引っ張っていくというよりも、うまくまとめていた印象があります。

二宮: 今回の代表でもOAを使うべきかどうかが議論されています。中澤さんの経験を踏まえた考えは?
中澤: OAに何を求めるかにもよるでしょう。チームをまとめてほしいのか、それともチームの戦力を上げてほしいのか。今のU-23の選手たちもレベルは高いです。ただ、OAの選手を入れることで若い選手だけでは絶対にできない戦い方が可能になると思うんですね。うまくOAを活用して、ぜひいい成績を残して帰ってきてほしいと願っています。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。中澤さんとの対談第3回は18日に更新します。どうぞお楽しみに!