大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。7月のゲストは古賀稔彦さんです。現在、対談第2回「柔の精神を子供たちに」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 今年度から中学校の体育の授業では武道(またはダンス)が必修化になりました。本来は柔道を普及する意味では追い風となるところですが、残念ながら部活動や授業中の事故が少なくない。古賀さんは道場の塾長として子供たちの指導も行っています。事故防止のために気をつけるべき点はどこでしょうか?
古賀: 事故が起きる原因は大きく分けて2つあるとみています。ひとつは管理が不十分だから。もうひとつは、その子のレベルに合っていない指導をしてしまったから。それらがきちんとできていれば、防げた事故は多いとみています。

二宮: となると指導者の資質が問われるわけですが、学校で教えるとなると、柔道が専門でない先生が指導せざるを得ないケースが出てきます。現場任せでは先生もかわいそうです。
古賀: そもそも武道を必須化したのは、技を教えるためではなく、その精神を学ぶことが目的だったのではないでしょうか。短い授業時間で投げ技を教えたところで、その後の人生には、あまり役に立たないでしょう。僕は柔道の時間は、まず柔の精神と、自分の身を守る受け身を覚えることに充ててほしいと感じます。


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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。古賀さんとの対談第3回は17日に更新します。どうぞお楽しみに!