大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。7月のゲストは古賀稔彦さんです。現在、対談最終回「女性はみんなが“ヒロイン”」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 古賀さんは9年前に自らの道場を開き、現在は岡山にある環太平洋大学の女子柔道部も指導しています。女子を教える時に意識していることはありますか?
古賀: 女子を教えるときには、ひとりひとりをヒロインにしますね。「オマエが主役なんだ」と。たとえば映画を撮る時、監督が女優に対して、どう接すればいいか。ひとつの映画をつくるには、主役もいれば、脇役もいるのは仕方ないことです。ただ、たとえ脇役であっても、「君がいることで主役が生きるんだ」「君の役目は君しかできないんだよ」ってコミュニケーションをとれば、モチベーション高く演技ができるのではないでしょうか。

二宮: つまり、どの選手にも、その人にしかできない役割があるとアプローチするわけですね。
古賀: そうです。柔道だって各大会で選手に選ばれる選手もいれば、補欠に回る者もいる。だからといって選手にばかり目をかけると、選ばれなかった人間はおもしろくない。僕は選手になれなかった人間こそ、個別に対応して「君の力が必要なんだ」「君がこうやって頑張ることによって、周りのみんなが助かるんだ」と話をします。そうやって、それぞれの選手をヒロインにしてあげる。

二宮: 古賀さんは女性に対する接し方がもともとうまいんでしょうね。かつてはクラブに行って、「君だけだよ」って口説いていたのでは(笑)。
古賀: アハハハ。今は柔道の指導と講演などで手いっぱいです。そんな暇はありませんよ(笑)。

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