1月27日(日)

大相撲
 大相撲の初場所は両国国技館で千秋楽を迎え、横綱・白鵬が横綱・朝青龍との相星決戦を制し、3場所連続6回目の優勝を果たした。右四つがっぷりの態勢から、最後は白鵬が左からの上手投げで朝青龍を一回転させた。
 5年半ぶりの横綱相星決戦にふさわしい力の入った大相撲だった。立ち合いを制したのは白鵬。低く踏み込んだ朝青龍に左の前まわしを許さず、差し手争いの末、得意の右四つに持ち込んだ。

 しかし、朝青龍も右の下手を深くとり、譲らない。がっぷり四つになって、土俵中央で互いに引き付け合った。「絶対に下がらないと思っていた」。渾身の力を振り絞って白鵬がジリジリと前へ出ると、朝青龍は相手を吊って抵抗をみせる。

 一瞬、白鵬の体は浮きかけたが、同時に朝青龍の腰が伸びていた。白鵬は再び腰を落ち着けて、タイミングよく左から投げを打つ。朝青龍は粘ろうとしたものの、前のめりにバランスを崩し、土俵中央で裏返された。

「(相手は)休んでいた横綱なんで、負けられないという強い気持ちだけでとった」
 大一番を制した白鵬は、息を弾ませながら喜びを語った。一方、敗れた朝青龍は悔しさのせいか、支度部屋ではしばらく何も語らなかった。

 今場所7度目の満員御礼となった国技館は期待通りの熱戦に沸きに沸いた。お騒がせ横綱・朝青龍に対しては賛否両論ある。しかし、2人の横綱が互いに力を出してこそ、大相撲は盛り上がることも事実。両横綱による“青白時代”が人気低迷の続く角界を救うのかもしれない。


<bjリーグ>

琉球、残り2秒で逆転!
◇1月25日、宜野湾
琉球ゴールデンキングス 70−69 新潟アルビレックスBB
【第1Q】7−11【第2Q】23−24【第3Q】20−15【第4Q】20−19

最終Qで明暗分かれる
◇1月26日、宜野湾
琉球ゴールデンキングス 69−79 新潟アルビレックスBB
【第1Q】22−11【第2Q】12−23【第3Q】22−20【第4Q】13−25

富山、終盤の追い上げも届かず
◇1月26日、朝日
富山グラウジーズ 63−76 埼玉ブロンコス
【第1Q】10−17【第2Q】14−15【第3Q】7−21【第4Q】32−23

東京が接戦を制す
◇1月26日、有明
東京アパッチ 87−82 ライジング福岡
【第1Q】16−14【第2Q】25−26【第3Q】24−28【第4Q】22−14

仙台が第4Qで逆転
◇1月26日、高松
高松ファイブアローズ 80−89 仙台89ERS
【第1Q】29−18【第2Q】22−17【第3Q】35−20【第4Q】30−25

途中出場の三友がMVP!
◇1月26日、ビーコン
大分ヒートデビルズ 102−93 大阪エヴェッサ
【第1Q】24−27【第2Q】27−18【第3Q】29−24【第4Q】22−24

富山がロースコアのゲームを制す
◇1月27日、朝日
富山グラウジーズ 49−59 埼玉ブロンコス
【第1Q】29−18【第2Q】22−17【第3Q】35−20【第4Q】30−25

延長戦、城宝の活躍で東京が勝つ
◇1月27日、有明
東京アパッチ 98−94 ライジング福岡
【第1Q】23−24【第2Q】14−22【第3Q】23−24【第4Q】23−13【OT1】15−11

高松が前日の雪辱果たす
◇1月27日、高松
高松ファイブアローズ 109−86 仙台89ERS
【第1Q】22−14【第2Q】18−14【第3Q】36−21【第4Q】33−37

王者大阪が意地の勝利
◇1月27日、ビーコン
大分ヒートデビルズ 70−73 大阪エヴェッサ
【第1Q】18−18【第2Q】10−17【第3Q】26−18【第4Q】16−20