先日、事務所にかかってきた電話に出たときのこと。「今日、そちらはやっていますか?」と男性のソフトな声。どこかで聞いたような……と思いながら、どこかのお店に間違えてかけているのかなと、「あのぉ、スポーツコミュニケーションズですが……」と言うと「二宮さんの事務所ですよね? 森本レオといいますが、二宮さんにおみやげを渡したくて、今日、事務所はやっているのかなと思いまして」。
「……し、しつれいしました!」
 おおっ、間違い電話じゃなかった。しかも森本レオさんて、あの、森本レオさん!? 慌てるワタシ。失礼をお詫びして、二宮編集長も事務所にいることを伝えると「じゃあ、5分後に伺います」と電話は切れました。
 そして数分後、玄関のチャイムが鳴ったので出ると、帽子を目深にかぶり、白いTシャツにチノパンというラフな服装で、本当に森本レオさんがお一人でいらっしゃいました。

 実は、森本さんは弊社事務所の近所にお住まいだそうで、少し前に、飲み屋でたまたま二宮編集長と会ったのだそうです。そして「二宮さんにご馳走になったから」と、仕事で行った仙台で牛タンをお土産に買ってきて下さったのだそうです。これには二宮編集長も「律儀な方だなぁ」と感激することしきり。
 森本レオさんはテレビで見るままの優しい語り口の、とても気さくな方でした。(写真:スタッフと記念撮影)

 さて、後日談。取材やテレビ出演などを終え、もうすぐ日付が変わるという時間に事務所に戻ってきた二宮編集長。残るスタッフは2人となり、私もそろそろ……と帰り仕度を始めていると、「そういえば、レオさんにもらった牛タンがあったよな。開けてくれよ」。
 仙台のお土産屋さんでよく売っているおつまみの牛タンのイメージで、冷蔵庫に入れてあった箱を開けてみると、何と生! 
「おお、悪いけど、焼いてくれるか」と編集長。(え、今から?)と心の中で思いつつ、もちろん編集長指令には逆らえません。
「オマエも食べていいよ」と言われましたが、「あのぉ、もう帰ろうと思うので……焼いてから帰ります」と私。すると、「そうか、じゃあ1つ持って帰っていいよ」と編集長。箱には3袋入っていたので、1袋(1人前)いただきました。ラッキー。(事務所のみんな、ごめんね〜)

 牛タンも無事に焼きあがり(※弊社事務所には網で焼けるようなものがないので、トースターにアルミホイルを敷いて焼きました)、冷蔵庫の奥の奥に眠っていた賞味期限がとっくに切れていると思われる地ビール(※編集長の独り言「ミス・アバウト」参照)とともに、「コレ、超うまいで。ビールにめちゃ合うで」と舌つづみを打つ深夜の編集長でありました。

 さらに後日談。編集長絶賛の森本レオさんの牛タン、私も美味しくいただきました。ご馳走様でした♪

(T.M)
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