4年目を迎えるセ・パ交流戦が20日、スタートした。注目の千葉ロッテ−巨人戦ではロッテの高卒ルーキー唐川侑己が先発。唐川は打線の援護もあり、8−2とリードして5回のマウンドに上がったものの、巨人打線につかまって4回3分の2を13安打6失点。勝利投手にあとワンアウトの場面で降板し、2リーグ制導入後初となる高卒新人のデビュー4戦4勝はならなかった。試合は壮絶な乱打戦の末、巨人が12−11で逆転勝ちを収めた。
そのほかの試合はパ・リーグ勢がいずれも勝利。初戦はパの4勝1敗だった。昨年はパ・リーグが開幕戦で全勝し、そのまま74勝66敗4分と勝ち越しただけに、今季も“パ高セ低”を予感させる幕開けとなった。最初から予定のなかった西武−東京ヤクルト戦は21日から行われ、6月下旬まで各チーム24試合(相手リーグの6球団とホーム2試合、ビジター2試合の計4試合制)を戦う。
◇交流戦
ラミレス、打ち合い制す逆転3ラン(巨人1勝、千葉マリン)
巨人 12 = 020130240
千葉ロッテ 11 = 026000201
勝利投手 豊田(1勝0敗)
敗戦投手 根本(0勝1敗)
セーブ クルーン(0勝1敗13S)
本塁打 (巨)ラミレス14号3ラン
川崎、勝ち越しタイムリー(ソフトバンク1勝、ヤフードーム)
広島 3 = 010020000
福岡ソフトバンク 4 = 00031000×
勝利投手 和田(5勝0敗)
敗戦投手 大竹(1勝6敗)
セーブ ホールトン(1勝1敗6S)
本塁打 (広)アレックス5号2ラン
(ソ)小久保9号3ラン
フェルナンデス、決勝タイムリー(楽天1勝、Kスタ宮城)
中日 1 = 000001000
東北楽天 6 = 01000005×
勝利投手 永井(4勝4敗)
敗戦投手 小笠原(4勝3敗)
本塁打 (中)ウッズ10号ソロ
昨季交流戦MVPのグリン、7回1失点の好投(日本ハム1勝、札幌ドーム)
横浜 3 = 000000120
北海道日本ハム 6 = 02020011×
勝利投手 グリン(2勝6敗)
敗戦投手 那須野(2勝6敗)
セーブ 武田久(2勝2敗2S)
阪神、ウィリアムスが2戦連続の救援失敗(オリックス1勝、京セラドーム)
阪神 3 = 100020000
オリックス 4 = 00000040×
勝利投手 吉野(1勝2敗)
敗戦投手 ウィリアムス(0勝2敗)
セーブ 加藤(1勝1敗11S)