6月26日(木)

◇準決勝
 ラーム、終了間際の決勝弾(スイス・バーゼル)
ドイツ 3−2 トルコ
【得点】
[ド]  バスティアン・シュバインシュタイガー(26分)、ミロスラフ・クローゼ(79分)、フィリップ・ラーム(90分)
[ト] ウグル・ボラル(22分)、セミフ・シェンテュルク(86分) 
(※ドイツは決勝進出)
 26日、バーゼルでドイツ対トルコの準決勝が行われ、ラームの得点などで勝利したドイツは、4度目の優勝(西ドイツ時代含む)に王手をかけた。
 4選手の出場停止とケガ人続出で苦戦が予想されたトルコだが、22分にシュートのこぼれ球をウグルが押し込み先制した。その4分後、ドイツはニアサイドのクロスをシュバインシュタイガーが合わせて、試合を振り出しに戻す。さらに後半に入り、両チームに疲労が見え始めた79分、ラームのクロスをクローゼが頭で流し込み勝ち越しに成功する。粘りが真骨頂のトルコは86分、右サイドからのクロスをセミフが決め、土壇場で同点に追いつく。延長戦突入かと思われた90分、ドイツはラームがワンツーで抜け出してゴールを奪い、勝利を決定付けた。これまで3度の奇跡を起こしたトルコの粘りを振り切ったドイツは29日、ロシアとスペインの勝者と欧州最強の座を賭けて激突する。