10月22日(水)
 22日、プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージ第2戦が行われ、4発を含む17安打の猛攻で中日を下した巨人が、対戦成績をアドバンテージ1勝を含めて2勝1敗とした。

◇セ・リーグ第2ステージ(第2戦)
 上原、8回2失点の好投(巨人2勝1敗、東京ドーム)
中日   2 = 101000000
巨人    11 = 24020012×
勝利投手 上原(1勝0敗)
敗戦投手 朝倉(0勝1敗)
本塁打  (中)森野1号ソロ、平田1号ソロ
       (巨)小笠原1号2ラン、2号満塁、ラミレス1号2ラン、李1号ソロ
 先制したのは中日だった。初回、3番・森野将彦の一発で先取点を挙げ、幸先よいスタートを切ったかのように思われた。ところが、前日の悔しい敗戦の鬱憤を晴らすかのように、巨人打線が猛攻を見せた。

 まずは1回裏、3番・小笠原道大の2ランで逆転すると、続く2回裏には1死後、3者連続安打で満塁とすると、再びまわってきた小笠原が真ん中に入ってきた中日先発・朝倉健太のフォークをすくい上げ、ライトスタンドへ運ぶ。これで早くも6得点。巨人が試合の主導権を握る。

 中日も負けじと3回表に代打・平田良介の一発で1点を返した。だが、巨人打線の勢いは止まらなかった。4回裏にはラミレス、7回裏には5番・李にも一発が出て、得点を積み重ねていった。

 投げては先発の上原浩治が3回以降、立ち直りを見せ、8回まで無失点に抑える好投を披露した。9点という大量リードをもらって最終回マウンドに上がった東野峻はランナーを出したものの、最後は前日決勝タイムリーを打たれた6番・中村紀洋をキャッチャーゴロに打ち取り、ゲームセット。17安打11得点を奪って大勝した巨人が、対戦成績を2勝1敗として再びリードした。