第85回東京箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場前から東京・大手町までの復路5区間(109.9キロ)でレースが行われ、前日に初めて往路優勝を果たした東洋大が復路でもトップでゴールテープを切り、出場67回目にして嬉しい初優勝に輝いた。
 東洋大は6、7区と早大にトップの座を明け渡しが、8区の後半で再び先頭に立った。さらに9区で2位早大を引き離すと、最後のアンカーも危なげなく逃げ切り、通算11時間09分14秒でゴール。同大にとって初の栄冠を手にした。

 監督代行として見守った佐藤尚コーチは次のようにコメントした。
「まさか優勝するとは考えずにいたが、うまくいったかなぁと思う。実力以上かもしれないが選手たちがよく走ってくれた。練習の成果をそのまま出せるというのは力がついてきたのかなと思う」

 また2位には早大、3位には予選会から出場の日本体育大が入った。明治大は8位に食い込み、43年ぶりにシード権を獲得した。一方、前回覇者で連覇を狙った駒大は13位に終わり、13年ぶりにシード権を逃した。

 総合成績は以下の通り。
(1)東洋大、(2)早大、(3)日本体育大、(4)大東文化大、(5)中央学院大、(6)山梨学院大、(7)日本大、(8)明治大、(9)関東学連選抜、(10)中央大、(11)国士舘大、(13)東京農業大、(13)駒澤大、(14)専修大、(15)神奈川大、(16)亜細亜大、(17)拓殖大、(18)東海大、(19)順天堂大、(20)帝京大、(21)上武大、(22)青山学院大、(23)城西大