同級生からの刺激

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 夏の風物詩、全国高校野球選手権がスタートしました。球児たちがハツラツとプレーする姿に心を打たれる方も多いかと思います。今年で100周年を迎えた高校野球ですが、私の同級生に甲子園へと出場した者はいませんでした。

 スポーツに限らず、同世代、同学年の活躍は刺激になります。同級生であれば、その思いは殊更、強くなります。お笑い芸人をやっている中学校の同級生がテレビなどに出演していると、“すごいなぁ”と感心しつつも、“負けていられないな”と思ったものです。

 以前、取材をしたプロボクサーの石本康隆選手は、中学校時代の同級生に総合格闘技の前田吉朗選手がいます。インタビューをした際には、先に有名になった前田選手の存在が「よき仲間には間違いないけどよきライバルでもある」「仲間の勝利が嬉しくて悔しい」と語っていました。

 先日、高校時代の同級生から、自らメガホンをとった長編映画の上映が決まったとの連絡がありました。高校生の時に出会った友人で、当時から私はスポーツライターに、彼は映画監督となりたいと話していました。卒業後も連絡を取り合う数少ない同級生のひとりで、作品の上映が決まったことは、どこか誇らしい気持ちになります。と同時に悔しさもふつふつと沸いてきました。

 ちなみに同級生の撮った映画は高校生の青春群像劇で、タイトルは『青春群青色の夏』です。場所はテアトル新宿で9月5日から11日の一週間限定のレイトショーで上映します。読者の皆様も、お時間があれば是非足を運んでみてください。宜しくお願いいたします。

(スタッフT.S)
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