11日、第88回全国サッカー高校選手権大会決勝が東京・国立競技場で行われ、山梨学院大学付属(山梨)が1−0で青森山田(青森)を下し初出場初優勝を飾った。
◇1月11日、国立
山梨学院大学付属 1−0 青森山田
【得点】
[山] 碓井鉄平(11分)

 試合は前半11分、山梨学院大付が前線からのプレスでボールを奪うと、キャプテン碓井鉄平にパスをつなぎ、碓井が落ち着いて右足でミドルシュートを放ち早々と先制する。その後も両サイドから攻撃を組み立て青森山田ゴールに度々迫った。

 一方の青森山田は野間涼太を中心に決定機を幾度か迎えるものの、最後の決め手を欠きゴールを奪えない。前後半90分間、青森山田の攻撃をしのぎ切った山梨学院大付が5試合連続完封で一気に全国の頂点に上り詰めた。

 山梨学院大付は選手権初出場で初めての優勝で、1987年東海大一高(静岡・現東海大翔洋)以来23年ぶりの快挙となった。山梨県勢としても初の全国優勝で、横森巧監督は83年大会で韮崎高を率いて決勝で敗れており、その時の雪辱を果たすと同時に山梨県に優勝旗を持ち帰ることとなった。