22日(現地時間)、ジャンプ団体、カーリング予選、フィギュアスケート・アイスダンスフリーなどが行なわれた。ウィスラー五輪公園で行なわれたジャンプ団体が行なわれ、伊東大貴(雪印)、竹内択(北野建設)、栃本翔平(雪印)、葛西紀明(土屋ホーム)で挑んだ日本は表彰台には届かなかったものの、5位入賞を果たした。
 1回目、トップを任された伊東が129.5メートルとまずまずのジャンプを見せた日本。竹内が125.5メートル、栃本も129.5メートルと五輪初出場の若手が健闘すると、最後の葛西は133.5メートルをマークし、5位に入った。
 そして上位8カ国が進出した2回目、伊東は風がほどんどない中、1回目を大きく上回る133.5メートルを飛んだ。さらに竹内129.5メートル、栃本132.0メートルとともに1回目を上回り、力を発揮する。あとはベテラン葛西に全てが託された。その葛西が140.0メートルとこの大会最高のジャンプを披露。飛型点も高く、この時点で日本がトップに立った。

 しかし、後続のチームもそれぞれエースが実力を発揮。葛西のジャンプを上回る140メートル台のジャンプを見せ、長野大会以来のメダルを狙った日本は5位に終わった。金メダルを獲得したのはオーストリア。最後は20歳のグレゴア・シュリーレンツァウアーが146.5メートルの大ジャンプで会場を沸かし、2位に大差をつけて連覇を果たした。銀メダルはドイツ、銅メダルはノルウェーが獲得した。

 痛い1敗で、自力での準決勝進出は消滅 〜カーリング女子〜 

 五輪センターで行なわれたカーリング女子1次リーグでは、日本がトリノ銀メダルのスイスと対戦。互いに3勝3敗と1敗もできない大一番となった。第3エンドで同点に追いついた日本だったが、迎えた第4エンドでミスが続き、スイスに一挙4点を奪われた。結局、最後まで流れを引き寄せることができず。4−8で迎えた第8エンドで2点を奪われたところで屈辱的ともいえるギブアップ。これで日本は3勝4敗。5位タイとなり、2試合を残して自力での準決勝進出の可能性が消滅した。残る2試合はトリノ金メダルのスウェーデンとデンマーク。連勝が絶対条件となり、そのうえで5勝2敗のスウェーデン、5勝3敗の中国、4勝3敗のスイスの結果に日本の運命が委ねられることになった。

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