3月27日(土)

 先制、ダメ押しと理想的な展開で勝ち点3獲得(平塚)
湘南ベルマーレ 2−0 アルビレックス新潟
【得点】
[湘南]中村祐也(20分)、田原豊(76分)
 緊迫した90分も互いに譲らずスコアレスドロー(等々力)
川崎フロンターレ 0−0 清水エスパルス

 王者の貫禄、危なげなく逃げ切り勝ち(カシマ)
鹿島アントラーズ 3−1 モンテディオ山形
【得点】
[鹿島]イ・ジョンス(35分)、遠藤康(40分、51分)
[山形]田代有三(71分)

 終了間際にホームで意地の同点弾(ホームズ)
ヴィッセル神戸 1−1 横浜F・マリノス
【得点】
[神戸]ポポ(90+5分)
[横浜FM]渡邉千真(32分)

 後半3得点で逆転勝利(ヤマハ)
ジュビロ磐田 2−3 京都サンガ
【得点】
[磐田]イ・グノ(20分)、前田遼一(58分)
[京都]ディエゴ(47分)、柳沢敦(66分)、中山博貴(90+2分)

 激しい打ち合いはレッズに軍配(長居)
セレッソ大阪 2−3 浦和レッズ
【得点】
[C大阪]アドリアーノ(21分)、香川真司(79分)
[浦和]田中達也(21分)、エジミウソン(54分、80分)


【高校野球】 
◇1回戦
 桐蔭・西田、6打点の猛打賞
大阪桐蔭         9 = 030100014
東海大望洋(千葉)   2 = 000001010

 2回表、大阪桐蔭は先頭打者が四球で出塁すると、5番・江村直也(3年)がヒットで続く。6番・広畑実(3年)は送りバントを決め、1死二、三塁とする。このチャンスに7番・西田直斗(2年)が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、一挙3点を先制した。4回にも1点を追加した大阪桐蔭。投げてはエース福本翼(3年)が5回までランナーを出しながらも粘りのピッチングで東海大望洋に得点を許さなかった。

 一矢報いたい東海大望洋は6回裏、この試合初めて無死から連打が出る。さらに送りバントと四球で1死満塁とした。次打者が内野ゴロに打ち取られるも、この間に三塁ランナーが返り、1点をあげた。8回には両校ともに1点ずつを挙げ、大阪桐蔭3点リードで最終回に突入した。9回表、東海大望洋の長友の制球が定まらず、3つの四球で2死満塁としてしまう。打席には2回に先制の3点タイムリーを放った西田。西田は再び走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、3点を追加する。さらに1点を追加した大阪桐蔭はこの回4点をあげ、試合を決定づけた。

 大垣日大、延長サヨナラ
川島(徳島)      2 = 0100010000
大垣日大(岐阜)   3 = 0100001001× (延長10回)

  昨秋、明治神宮大会を制し、優勝候補の筆頭にあげられている大垣日大と、部員18人ながら四国大会8強入りを果たし、21世紀枠で選出された川島との試合は、がっぷり四つの好ゲームとなった。先制したのは川島。2回表、2死一、三塁とすると、9番・藤本純平(3年)の打球を大垣日大のファーストがファンブルし、その間に三塁ランナー吉田が先制のホームを踏んだ。しかしその裏、大垣日大もスクイズで1点を返し、試合を振り出しに戻す。

 再び試合が動いたのは6回表。川島は2死二塁からランエンドヒットをしかけ、勝ち越し点をあげた。しかし7回裏、大垣日大が無死二塁とすると、完全に打ち取った当たりを、川島のセカンドが後逸。二塁ランナーが返り、再び試合は振り出しに戻った。その後は両校ともに追加点を奪えず、今大会2試合目の延長戦となった。10回裏、大垣日大が1死三塁とした。ここで川島は2者を敬遠し、満塁策に出た。2死となるも、最後は4番・高田直宏(2年)が決めた。2球目、真ん中高めに入ったストレートを思いっきり振りぬくと、打球はライトへ。川島の右翼手・藤本が懸命に突っ込むもボールはグラブをはじき、三塁ランナーがサヨナラのホームを踏んだ。

 初出場・自由ヶ丘が初戦突破
東海大相模(神奈川)   2 = 100000001
自由ヶ丘(福岡)      4 = 00001003×

 初回、東海大相模は1番・渡辺勝(2年)が二塁打で出塁すると、1死後、3番・田中俊太(2年)のタイムリーで1点を先制した。その後は、両エースの投げあいとなり、ゼロ行進が続く。試合が動いたのは5回裏。4回まで今大会注目の右腕・一二三に1安打に抑えられていた自由ヶ丘打線がチャンスをつくった。先頭打者の6番・外野貴雅(3年)がヒットで出塁すると、送りバントで二塁へ。ここで自由ヶ丘の末次秀樹監督は勝負に出た。リリーフピッチャーの行弘剛(3年)を代打に送る。これが的中し、行弘は甘く入ったカーブをうまくとらえ、レフトへ。外野が一気に三塁を回り、同点のホームを踏んだ。

 そして、この試合ハイライトとなったのは8回裏。自由ヶ丘は2死一塁からヒットと四球で満塁とした。このチャンスに外野が見送ればボールという高めのストレートを振りぬくと、打球はライトの頭上を越え、走者一掃のタイムリー三塁打に。自由ヶ丘が勝ち越しに成功した。3点ビハインドで迎えた9回表、東海大相模は1点を返し、なおも1死一、二塁とした。しかし、7番・大城卓三(3年)の打球はピッチャーゴロに。これを自由ヶ丘エース小野が落ち着いて二塁へ。この試合3つめの併殺をとり、ゲームセットとなった。


【プロ野球】
◇パ・リーグ
 杉内、7回14奪三振1失点 (ソフトバンク1勝1敗、ヤフードーム)
オリックス       2 = 000001001
福岡ソフトバンク   6 = 00021030×
勝利投手 杉内(2勝0敗)
敗戦投手 金子(1勝1敗)
本塁打  (オ)田口1号ソロ
       (ソ)オーティズ2号2ラン

 金泰均、土壇場で貴重な同点打(千葉マリン)
北海道日本ハム   3 = 000120000000
千葉ロッテ       3 = 001000002000 (延長12回)
本塁打  (日)紺田1号ソロ

 楽天、逆転負けで開幕4連勝(西武1勝0敗、Kスタ宮城)
埼玉西武   6 = 000003003
東北楽天   4 = 030001000
勝利投手 涌井(2勝0敗)
敗戦投手 福盛(0勝2敗)
セーブ   シコースキー(2S)
本塁打  (西)ブラウン2号3ラン
       (楽)フィリップス1号ソロ

◇セ・リーグ
 由規、8回5安打1失点(ヤクルト1勝1敗、東京ドーム)
東京ヤクルト   10 = 103003102
巨人         5 = 000001004
勝利投手 由規(1勝0敗)
敗戦投手 ゴンザレス(0勝1敗)
本塁打  (ヤ)デントナ1号3ラン、2号ソロ、ガイエル1号2ラン
       (巨)小笠原1号ソロ、坂本1号3ラン

 城島、サヨナラアーチで阪神連勝(阪神2勝0敗、京セラドーム)
横浜   3 = 00000201000
阪神   4 = 00000300001×
勝利投手 西村(1勝0敗)
敗戦投手 木塚(0勝1敗)
本塁打  (阪)城島1号ソロ

 チェン、4安打11奪三振完封(中日1勝1敗、ナゴヤドーム)
広島   0 = 000000000
中日   7 = 00000430×
勝利投手 チェン(1勝0敗)
敗戦投手 ジオ(0勝1敗)
本塁打  (中)和田2号満塁