3月31日(水)

 先制許すも、徐々に流れつかみ逆転勝ち
◇3月30日 ミュンヘン、アリエンツ・アリーナ
バイエルン・ミュンヘン 2−1 マンチェスター・ユナイテッド
【得点】
[バ]フランク・リベリ(77分)、イビツァ・オリッチ(90+2分)
[マ]ウェイン・ルーニー(2分)
 ホームで先勝し、初の4強へ大きく前進
◇3月30日 リヨン、スタッド・ジェルラン
リヨン 3−1 ボルドー
【得点】
[リ]リサンドロ・ロペス(10分、77分)、ミシェウ・バストス(32分)
[ボ]マルアン・シャマフ(14分)


【高校野球】
◇準々決勝
 13安打の猛攻で4強一番乗り
敦賀気比(福井)   0 = 000000000
日大三(東京)    10 = 11400301×

 1回裏、日大三は1死から2番・荻原辰朗(3年)が二塁打を放つと、次打者は凡打に倒れるも、4番・横尾俊健(2年)のタイムリーで先制する。2回表にも1点を追加した日大三は3回表には猛攻を見せた。先頭打者の荻原が2打席連続の長打となる3塁打を放つと、センターからの中継が乱れる間に、荻原は一気にホームへ返り、1点を追加した。さらに3番・平岩拓路(3年)が四球で出塁すると、横尾、5番・山崎の連打で1点をあげる。1死後、7番・畔上翔(2年)が四球で出塁すると、続く8番・根岸昂平(3年)も四球。押し出しでこの回3点目をあげた。さらに1死満塁から9番・鈴木貴弘(2年)のタイムリーで1点を追加。6点のリードを奪い、試合の主導権を握る。

 6回裏、1死二、三塁から横尾が右中間を破る走者一掃の3塁打を放ち、この日2本目のタイムリーで2点を追加。続く山崎にもタイムリーが出て、日大三はリードを9点に広げた。8回にも1点を加えた日大三。結局、敦賀気比の3投手から13安打10得点をたたき出した。投げてはエース山崎が2試合で計20安打、14得点と打撃好調の敦賀気比打線をわずか3安打に抑え、完封勝利を収めた。

 広陵、投打かみ合い4強入り
広陵(広島)        5 = 300000110
中京大中京(愛知)   1 = 000000001

 初回、広陵は1死満塁から5番・御子柴大輝(3年)、6番・三田達也(2年)が連続タイムリーを放ち、一挙3点を先制した。しかし、2回以降は両エース同士の投げあいとなり、スコアに「0」が並ぶ。再び試合が動いたのは7回表。中京大中京の森本が1死から四死球でランナーを出すと、ダブルスチールを決め、二、三塁とした。ここで途中出場の7番・二宮佑介(3年)がスクイズを決め、ダメ押しとなる1点をあげる。8回表にも1点を追加し、広陵はその差を5点と広げた。

 9回裏、中京大中京打線が最後に粘りを見せた。1死から4番・磯村嘉孝(3年)、5番・岩井川雄太(3年)が連続内野安打で出塁すると、6番・藤浪大輔(2年)はライトフライに倒れるも、2塁ランナーの磯村がタッチアップし3塁へ。続く7番・川本毅(2年)のヒットで磯村がホームに返り、ようやく1点を返した。しかし、反撃もここまで。最後は代わったばかりの広陵2番手・上野健太(3年)に8番・堀井保裕(2年)がセカンドフライに打ち取られ、ゲームセット。中京大中京は2季連続での優勝はかなわなかった。

 島袋、5安打完封で初のベスト4
興南(沖縄)   5 = 001001300
帝京(東京)   0 = 000000000

 3回表、興南打線が今大会初先発の帝京・鈴木昇太(3年)をとらえた。先頭打者の1番・国吉大陸(3年)がヒットで出塁すると、2番・慶田城開(3年)が送りバントを決める。3番・我如古盛次(3年)がタイムリーを放ち、興南が1点をリードした。しかし、2回以降、両校ともにチャンスはつくるものの、あと1本が出ず、試合は膠着状態となった。

 再び試合が動いたのは6回表、興南は慶田城がヒットで出塁すると、我如古は送りバントを決める。4番・真栄平大輝(3年)もヒットで続き、1死一、三塁とした。ここで5番・名苅圭介(3年)がスクイズを決め、貴重な追加点を奪った。7回表にも興南は2死二、三塁から国吉、慶田城、我如古と怒涛の3連打で一挙3点を挙げ、リードを広げた。打線に援護をもらった島袋は、最後まで安定したピッチングを見せ、強打の帝京打線を5安打無失点に抑えて完封勝利を収めた。

 初先発の阿修羅、1安打の好投
北照(北海道)     1 = 000001000
大垣日大(岐阜)   10 = 35200000×

 初回、2回戦で負った親指のケガの影響か、制球が定まらない北照エースの又野知弥(3年)は、2死無走者から2者連続での四球で一、二塁とすると、5番・小尾拓大(3年)が先制タイムリー。さらに又野は次打者にも四球を出すと、7番・長岡良樹(3年)にも高めに甘く入ったストレートをライトへ運ばれ、3点を失った。ここで北照は2回戦で好リリーフした千葉竜輝(3年)にスイッチした。千葉は8番・時本亮(2年)を変化球で見逃し三振に切ってとり、ピンチをしのぐ。しかし2回裏、1死二、三塁から3番・後藤健太(2年)が2点タイムリー。これを皮切りに大垣日大打線が爆発。2死後、3者連続の長打で3点を追加。結局この回は打者一巡の猛攻で5点を奪った。さらに3回裏にも2点を追加した大垣日大は早くも試合の主導権を握った。

 北照も毎回のようにランナーを出すもなかなかあと1本が出ない。それでも6回表、1死から3番・西田明央(3年)が四球で出塁すると、2死後、5番・安部賢一(3年)にタイムリーが出て、1点を返した。北照は9点ビハインドで迎えた最終回、先頭打者の6番・野館智仁(3年)がヒットで出塁する。しかし、7番・池田翔(3年)は内野ゴロ、8番・黒田健仁(2年)は空振り三振に倒れた。そして最後は力投を続けてきた千葉がライトフライに倒れ、ゲームセット。大垣日大を上回るヒットを放ちながら打線がつながらなかった。一方、序盤に見事な集中打を見せた大垣日大。投げては阿知羅が9安打も1失点に抑えて完投した。

【アジアチャンピオンズリーグ】

 ホーム初白星で決勝Tへ大きく前進(万博)
ガンバ大阪 3−0 シンガポール・アームド・フォーシズFC
【得点】
[G大阪]安田理大(28分)、平井将生(55分)、ゼ・カルロス(90+3分)

 PKを献上し、敵地で3敗目喫する(メルボルン)
メルボルン・ビクトリー 1−0 川崎フロンターレ
【得点】
[メ]ケビン・マスカット(15分)


【プロ野球】
◇パ・リーグ
 楽天、19安打の猛攻で大勝 (楽天1勝1敗、千葉マリン)
東北楽天    13 = 001211710
千葉ロッテ    4 = 100210000
勝利投手 長谷部(1勝0敗)
敗戦投手 コーリー(0勝1敗)
本塁打  (楽)高須1号ソロ、リンデン2号ソロ
       (ロ)サブロー2号2ラン、西岡3号ソロ

 中島、勝ち越しタイムリー (西武2勝0敗、西武ドーム)
福岡ソフトバンク   3 = 100200000
埼玉西武       9 = 10050102×
勝利投手 石井一(1勝0敗)
敗戦投手 巽(0勝1敗)
本塁打  (ソ)多村1号2ラン
       (西)片岡1号ソロ、G.G.佐藤2号2ラン

 T−岡田、逆転3ラン(オリックス2勝0敗、東京ドーム)
オリックス       3 = 000000003
北海道日本ハム   2 = 010000001
勝利投手 山本(1勝0敗)
敗戦投手 ウルフ(0勝1敗)
セーブ   レスター(2S)
本塁打  (オ)T−岡田2号3ラン

◇セ・リーグ
 ヤクルト、4連勝(ヤクルト2勝0敗、神宮)
中日        5 = 021001010
東京ヤクルト   9 = 30320010×
勝利投手 館山(1勝0敗)
敗戦投手 小笠原(0勝1敗)
本塁打  (中)和田3号ソロ、セサル1号ソロ、森野1号ソロ
       (ヤ)デントナ3号3ラン、4号2ラン

 久保、3打点の活躍(阪神2勝0敗、マツダスタジアム)
阪神   6 = 105000000
広島   4 = 200101000
勝利投手 久保(1勝0敗)
敗戦投手 斉藤(0勝1敗)
セーブ   藤川(2S)
本塁打  (阪)金本1号2ラン
       (広)フィオ1号ソロ

 スレッジ、サヨナラ3ラン!(横浜1勝1敗、横浜)
巨人   5 = 400010000
横浜   8 = 01201013×
勝利投手 牛田(1勝0敗)
敗戦投手 土本(0勝1敗)
本塁打  (横)村田2号ソロ、カスティーヨ2号ソロ、スレッジ1号3ラン