5月も終わりを迎え、いよいよ関東甲信地方も梅雨入りしたと見られると気象庁から発表されました。見られるという曖昧な言い方が表す通り、まだ降ったり止んだりのはっきりしない天気が続いています。ただ、私が休憩に外へ出た時に限って、雨が降ってくる。そんな運命なのかもしれません。

 とはいえ6月に入れば、否が応にも梅雨入りを実感することになるでしょう。ジメジメした日々が続くかと思うと、憂鬱な気分になりますね。6月はサッカーのワールドカップ予選、プロ野球の交流戦、陸上の日本選手権など、注目のスポーツも目白押しです。梅雨空を吹き飛ばすような好プレー、好記録に期待したいですね。

 特に陸上では、男子100メートルが盛り上がっていますね。“最速の高校生”桐生祥秀選手、弊社HPでも取り上げた山縣亮太選手、日本選手権4連覇中の江里口匡史選手らがぶつかる日本選手権は、熱戦必死です。日本人初の9秒台の可能性が見えてきただけに、新聞や雑誌なども賑わっています。

 すべてのはじまりは、桐生選手が出した10秒01の日本歴代2位のタイム。広島で私は、その記録を目の当たりにしてきました。別の選手を目当ての取材だったとはいえ、あの記録に立ち会えたのは、何かの運命かもしれません。

 編集長にも先日、晩ごはんをご馳走になりながら、自分の直感の話をしました。編集長もそういった縁や巡り合わせを大事にすべきだとおっしゃっていました。長年の経験則からくるお言葉だけに重みがありました。おいしいごはんもいただいたので、お腹にも重みが出てきましたが……。

 ただ勘定を済ませようと、レジに向かう途中、編集長が「あれ?」と首をかしげながらカバンの中に手を入れています。「まさか」と思った私も、慌てて自分のポケットを漁っても、探し物は見つかりませんでした。そうです、2人とも財布を事務所に忘れてきてしまったのです。

 結局、近所だったこともあり、事務所まで、ひとっ走りしてことなきを得ました。ゼエゼエ言いながら“これもまた運命なのだろうか?”と思ったものです。そんなわけで、来たる6月も突っ走っていこうと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。

(スタッフT.S)
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