2012年も残すところ、あとわずか。
 仕事はおろか、家の大掃除も年賀状書きも終わっていない……。正直、あと何日かロスタイムが欲しいと思う今日この頃です。

 そんな先日、事務所で編集長とスタッフを交えた忘年会を開催しました。お酒の飲める編集長と女性陣はジョッキや杯、お酒の飲めない男性陣はソフトドリンクグラス(しかもストロー付……苦笑)を片手に、今年1年を振り返りました。

「せっかくなので今年、一番印象に残ったスポーツ名場面を発表しましょう」
 デスクのSさんの発案により、全員がそれぞれ2012年の印象に残ったスポーツシーンを挙げることになりました。

「う~ん、五輪前に取材したボクシングの村田(諒太)選手の金メダルかな」
「競泳男子のリレー銀メダル。“康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない”って言った松田選手の言葉」
「五輪の柔道の松本薫選手の金メダルと、あの野獣のような目」
「三宅宏実選手の重量挙げ銀メダル」
「現地取材したロンドンパラリンピック」

 やはりスタッフの話題の中心は、あの夏のロンドン五輪とパラリンピックでした。五輪では実に連日連夜、日本勢が計37個のメダルを獲得し、事務所内もうれしい悲鳴だったことを思い出します。

「ところで編集長は何ですか?」
 長年、さまざまなスポーツを見てきた編集長の目には、どんなシーンが心に焼き付いているのか。スタッフたちは、その答えを見守りました。

 そして編集長が口にした出来事は……。
「やっぱり、マエケン(前田健太)のノーヒットノーランだな!」
 意外や意外。編集長の答えは五輪やパラリンピックではなく、プロ野球だったのです。

「あの時は正直、今年のカープはひょっとしたら優勝できるかもしれないと、ちょっと思ったんだよな。五輪やパラリンピックは4年に1度だけど、カープはもう20年以上優勝していないんだから」

 そう言えば、あの4月6日、編集長が上機嫌で事務所に戻ってきたことを思い出しました。
「最低でもAクラスは間違いないと思ったんだよな……。9月に失速さえしなきゃ、絶対クライマックスシリーズに行けてたよ」
 そうボヤきまくる姿はスポーツジャーナリストというよりも、すっかり居酒屋に集うカープファンそのものです。

 16年ぶりのAクラス、そして22年ぶりの優勝へ――。編集長のひそかな2013年の初夢は、現実のものとなるのでしょうか??

 というわけで今年も1年間、ご愛読ありがとうございました。来年も引き続き、よろしくお願いします。

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(スタッフI)
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