30日、女子バレーボール世界選手権1次ラウンド第2戦が行われ、日本はペルーと対戦。粘るペルーにスコア以上に苦戦を強いられるも、日本は多彩な攻撃、布陣で3−1と勝利。前日に続いての連勝を決めた。

日本 3−2 ペルー
(25−15、25−17、22−25、25−14)
 前日の第1戦、フルセットの末に逆転勝ちし、勝利への執念を見せた全日本は、序盤から多彩な攻撃でベルーを翻弄した。ペルーも得意の速攻で粘りを見せるも、日本のサーブに崩され、なかなか思うような攻撃ができない。日本は前日の二の舞は踏まず、最後まで自分たちのペースを守り、10点という大差をつけて先取した。

 第2セットは序盤、ペルーが4ポイントを連取し、リードを奪った。しかし、スパイク、サーブとミスが続く。その隙を突いた日本が徐々に追い上げをはかった。14−14と並ぶと、そこからWS山口舞、WS江畑幸子、WS
木村沙織のサイド攻撃で5ポイント連取して逆転に成功。そのままリードを守り、最後はピンチサーバーで投入されたL井野亜希子のサーブで相手レシーブが乱れたところを木村がダイレクトで押し込んだ。

 このまま一気にストレート勝ちをしたかった日本だったが、第3セット、再びペルーが序盤、試合の主導権を握った。日本もMB荒木絵里香を投入し、リズムを変えようとした。これが功を奏し、最大5点あった差を15−15とようやく並ぶと、ここから一進一退の攻防戦となった。時には長いラリーが続くなど、互いに一歩も譲らない。しかし、最後は日本が自らのミスで崩れた。途中出場したWS栗原恵のスパイクがラインを越え、ペルーにセットポイントを許すと、木村のスパイクもワンタッチを取れず、ペルーにこのセットを奪われた。

 第4セットも序盤はペルーが連続ポイントを奪い、リードする。しかし、日本も山口の活躍などもあって6ポイント連取し、10−5と大差をつけた。終盤にはS竹下佳江、L佐野優子、S中道瞳、井野とレシーブの得意な選手でかためた布陣でペルーを翻弄。最後は前日に続いてエース木村が決め、セットカウント3−1で勝利した。