11日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで南米選手権(コパ・アメリカ)アルゼンチン2011の組み合わせ抽選会が行なわれた。メキシコとともに招待国として同大会に参加する日本はグループAに入り、アルゼンチン、コロンビア、ボリビアと同組となった。
 来年7月、南米選手権に出場するザックジャパンは、昨月の親善試合で完封勝ちを収めたアルゼンチンとのリマッチが決定した。南米の強豪相手に完全アウェーでの真剣勝負、これ以上ない試練が日本代表を待ち受ける。

 グループリーグの組み合わせについて、アルベルト・ザッケローニ監督は「アルゼンチンは優れたテクニックを持つ、ブラジル同様世界最強のタレントを擁するチームで、コロンビアはDFの組織化を得意とするチーム。ボリビアは前の2チームと比べると戦力的に劣ると見られがちですが、精神面でもタフな選手がそろっているので、当然注意しなければならない」とコメントした。

 南米選手権は来年1月のアジアカップと並び、2011年に行なわれる数少ない国際大会の場となる。この2つの大会でザックジャパンの実力が浮き彫りになることだろう。最終目標は2014年ワールドカップでの上位進出ではあるが、試金石としてザックジャパンには好成績を残してもらいたいところだ。

「この大会を通じてさらにチームが成長していければと思っています」。ザッケローニ監督のコメントにも力がこもっている。一癖も二癖もある南米の国々相手にどのような戦いを挑むのか。結果と共に内容を重視したい大会になるに違いない。

 各グループの組み合わせは以下の通り

【南米選手権(コパ・アメリカ)アルゼンチン2011グループリーグ組み合わせ】(国名及びFIFAランキング)

●グループA
アルゼンチン(5位)
コロンビア(46位)
日本(30位)
ボリビア(100位)

●グループB
ブラジル(3位)
パラグアイ(24位)
エクアドル(67位)
ベネズエラ(57位)

●グループC
ウルグアイ(7位)
チリ(14位)
メキシコ(28位)
ペルー(55位)