新年あけましておめでとうございます。昨年もたくさんの読者にご愛読いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
 さて、2010年はバンクーバーオリンピック・パラリンピックを皮切りに、サッカーW杯では国外開催の大会では初めて決勝トーナメントに進出するなど、数多くの日本人選手の活躍が見られました。また、プロ野球のドラフト会議では斎藤佑樹(早稲田大)をはじめ、数多くの将来有望な選手たちがプロへの道を切り拓きましたね。果たして1年目から活躍する選手は誰なのでしょうか!? 2011年のプロ野球界からは目が離せません! さらにはロンドンオリンピック・パラリンピックの前年ということもあり、いよいよ選手たちは本気モードに突入します。それだけに各大会では熱戦が繰り広げられること必至。新たな年も数多くの名シーン・名勝負が誕生することでしょう。
 今回は当サイトへの1年間のご愛読に感謝し、プレゼントをご用意しました。アンケートにお答えいただいた方の中から、貴重なサインを差し上げます!
★プレゼント★
〇プロ野球・前田健太選手(広島)サインボール
〇プロ野球・和田一浩選手(中日)サインボール
〇プロ野球・長野久義選手(巨人)サインボール
〇プロ野球・青木宣親選手(東京ヤクルト)サインボール
〇プロ野球・清田育宏選手(千葉ロッテ)サインボール
〇サッカー日本代表・岡崎慎司選手サイン色紙
〇サッカー日本代表・遠藤保仁選手サイン色紙
〇プロボクサー・内山高志選手サイン色紙
〇プロボクサー・西岡利晃選手サイン色紙
〇全日本バレーボール女子チーム・眞鍋政義監督サイン色紙
〇女子柔道48キロ級・浅見八瑠奈選手サイン色紙
〇ラグビー・大畑大介選手サイン色紙
〇バンクーバーパラリンピックノルディックスキー距離金メダリスト・新田佳浩選手サイン色紙
〇バンクーバーパラリンピックアルペンスキー金メダリスト・狩野亮選手サイン色紙
〇バンクーバーパラリンピックアイススレッジホッケー・中北浩仁監督サイン色紙
〇バンクーバーパラリンピックアイススレッジホッケー銀メダリスト・遠藤隆行選手サイン色紙
〇バンクーバーパラリンピックアルペンスキー・大日方邦子選手サイン色紙

〇埼玉西武カレンダー
〇東北楽天カレンダー
〇広島カープカレンダー
〇新極真カレンダー

 ご希望の方はより、本文の最初に「年末年始プレゼント希望」と明記の上、「2011年、あなたが注目するスポーツまたは選手とその理由」、お名前、年齢、住所、電話番号、商品名(いずれか第3希望まで)を明記の上、サイトへのご感想などがございましたら、お書き添えの上、ご応募ください。当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。なお、いただいた個人情報はプレゼントの抽選、発送以外の業務には使用致しません。多数のご応募、お待ちしております。
※締切:2011年1月5日(水)まで。

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 格闘技からサッカー、駅伝までもりだくさん! 〜年末年始スポーツスケジュール〜

★12月30日★
<戦極> 総合格闘技にキックボクシング、女子格闘技……多彩なカード満載
 2010年の格闘技は年末2日間のビッグイベントで年越しを迎える。まず30日に有明コロシアムで開催されるのが「戦極 Soul of Fight」だ。“朝から晩まで格闘技”とのキャッチコピーの下、11時から21時の終了予定時間まで、延べ10時間に及ぶ過去に例をみない一大フェスティバルとなる。

 用意されたカードは全28試合。通常の戦極(SRC) で行われるMMA(総合格闘技)に加え、キックボクシングルール、ムエタイルール、胴着着用のジャケットルールの試合も設けられ、それぞれの醍醐味を同じ会場で堪能できる大会になっている。

 注目のひとつは5試合組まれている女子格闘技だ。11月に金網総合格闘技VALKYRIEで初代無差別級に輝いた中井りん(修斗道場四国)がキャリア豊富なHARI(FIGHT CHIX)と対戦する。現役女子高生で2つの世界ベルトを持つ神村えりか(TARGET)とムエタイ女子のミニフライ級王者・ちはる(ウィラサクレック・フェアテックスジム)との一戦は激しい展開が期待できそうだ。
(写真:高校時代は柔道で国体3位のバックボーンを持つ中井)

 キックボクシングではK-1 WORLD MAXを2度制したブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)が参戦する。挑むのは今年のK-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournamentで準優勝をおさめた中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)だ。中島はK-1 WORLD MAXの初戦で敗れ、世界の壁に跳ね返されたが、その後、ブラジルに渡って修行を積んだ。その成果をぶつけるには格好の強敵だろう。

 メインを飾るのはSRCのフェザー級チャンピオンシップ。王者のマルロン・サンドロ(ブラジル)と日沖発(ALIVE)とが顔を合わせる。サンドロはこのところ3戦連続で1RKO中と圧倒的な強さを誇る。日沖としては本人も語るように長期戦に持ち込んで勝機を見出したい。

★12月31日★
<Dynamite!!> 真価問われる石井慧、青木vs.自演乙の異色対決も注目
 2001年にスタートした大みそかの格闘技イベントも今回で節目の10回目。昨年のDynamite!!で魔裟斗が引退して以降、スター不在が囁かれる格闘技界にニューヒーローを誕生させたい大会だ。

 その最有力候補は昨年の同大会でデビューした石井慧(アイダッシュ)だろう。北京五輪柔道で金メダルを獲得し、奔放な発言で注目を集めて2年、世間の認知度はピカイチだ。しかし、デビュー戦では引退間近の吉田秀彦に判定で敗れ、国内第2戦となった9月のDREAMではミノワマンに判定勝ち。格闘家としての実力は着実にアップしているものの、まだ物足りなさは否めない。
(写真:柔道金メダリスト対決として注目された吉田戦はいいところがなかった)

 今回、石井が対戦するのはジェロム・レ・バンナ(フランス)だ。2001年の大みそかに開催されたINOKI BOM-BA-YE以来、年末のイベントを盛り上げてきた選手のひとり。今回はDREAM(総合格闘技)ルールで行われるため、石井にとってはいかに寝技に持ち込むかが勝負のポイントとなる。課題は打撃と言われてきただけに、K-1番長の異名をとるバンナの強力なパンチにどう対処するかも見ものだ。

 また楽しみなのはDREAMのライト級王者・青木真也(パラエストラ東京)とコスプレ王者の長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)の異色カードだ。寝技に定評がある青木と、コスプレでの入場のみならず、K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournamentの優勝で実力も示した自演乙。DREAMとK-1のミックスルールは未だに詳細が決まっていないため、どのような展開になるか予断を許さない。

 熱心な格闘技ファンの観点からは、川尻達也(T-BLOOD)とジョシュ・トムソン(米国)の一戦は見ごたえがありそうだ。トムソンはStrike Forceの元ライト級王者。スタンディングでもグラウンドでも戦えるバランスのとれたファイターだ。今年、Strike Force勢には青木、桜井“マッハ”速人が相次いで敗れており、DREAMの威信をかけた闘いになる。 

 先のK-1 WORLD GPで優勝したアリスター・オーフレイム(オランダ)はDREAMルールでUFCからの新鋭トッド・ダフィー(米国)と激突。桜庭和志(LAUGHTER7)はDREAMウェルター級王者のマリウス・ザロムスキー(リトアニア)に挑戦する。おなじみのボブ・サップも登場し、元若麒麟の鈴川真一と闘うなど、お茶の間向けのイベントとして話題づくりにも苦労の後がうかがえる。

★1月1日★
<ニューイヤー駅伝> コニカミノルタ、Hondaが王者奪還なるか!?
 全国6地区の予選を突破した37チームが、元日の上州路を舞台に「駅伝日本一」を決める「第55回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)」。注目は12月の福岡国際マラソンで日本人トップの3位に入った松宮隆行擁するコニカミノルタ。新人の宇賀地強への期待も大きく、3年ぶりの栄冠を狙う。また、東京マラソン優勝の藤原正和を筆頭に実力者をそろえ、東日本大会覇者となったHondaや、エース佐藤悠基やアジア大会長距離代表の北村聡を擁し、連覇を狙う日清食品グループも優勝候補の一角を担う。最多21回の優勝を誇る旭化成も九州一周駅伝では6年ぶり、九州実業団毎日駅伝でも2年ぶりに王者奪還を果たし、12年ぶりの優勝を虎視眈々と狙っている。
 
▼第55回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝) 9:10スタート(前橋市・群馬県庁発着)

出場チーム
<東日本>
Honda、カネボウ、コニカミノルタ、日清食品グループ、富士通、東京電力グループ、小森コーポレーション、JR東日本、ヤクルト、SUBARU、日立電線、自衛隊体育学校、プレス工業、警視庁
<北陸>
YKK、重川材木店
<中部>
トヨタ自動車、愛知製鋼、トヨタ紡織、愛三工業、NTN、八千代工業、トーエネック
<関西>
佐川急便、NTT西日本、大阪府警、四国電力
<中国>
中国電力、JFEスチール、マツダ、中電工
<九州>
旭化成、安川電機、九電工、トヨタ自動車九州、三菱重工長崎、西鉄

<サッカー天皇杯決勝> ACLを懸け清水と鹿島が激突
 天皇杯全日本サッカー選手権大会は今年度で90回目となる。決勝は2011年元旦、国立競技場で行われる。
 決勝へ進出したのは鹿島アントラーズと清水エスパルス。鹿島が勝てば3年ぶり、清水が勝てば9年ぶりの天皇杯制覇となる。
 鹿島はリーグ戦4連覇を目指した2010シーズンで4位に沈んだ。内田篤人(シャルケ04)がシーズン途中でドイツへ移籍した穴を最後まで埋めきれなかった印象が強く、各選手が力を発揮しきれなかった1年だった。オズワルド・オリベイラ監督が就任して以来、初めてタイトルなしのシーズンとなってしまうのか。4位でACL出場権を逃しているだけに、クラブの大目標であるアジア制覇へも負けられない試合となる。
 対する清水は6シーズンクラブを率いた長谷川健太監督が来季、その座をアフシン・ゴトビへ譲るため、天皇杯決勝が最後の試合となる。さらに、岡崎慎司もドイツへの移籍が噂され、藤本淳吾ら主力の流出も取り沙汰されている。「このチームで有終の美を」。サポーターとともにこの意識を共有している。こちらにとっても負けられない戦いだ。
 鹿島と清水の今シーズンの対戦成績は1勝1分けで清水に分がある。
 リーグ戦で不本意なシーズンを送った両クラブ。ACLの出場を懸けた決勝戦にかけるモチベーションは高く必勝を期して国立へ乗り込んでくる。
 11年元旦、どちらのキャプテンが国立の表彰台でトロフィーを高々と掲げることになるのだろうか。

▼第90回天皇杯決勝 鹿島アントラーズ × 清水エスパルス(国立競技場、14:00)

★1月2、3日★
<箱根駅伝> エリート軍団・早稲田、復活なるか!?
 東京〜箱根間の計217.9キロを1チーム10人の学生ランナーが走り抜く「第87回東京箱根間往復大学駅伝競走」。20チームが出場する今年、優勝の筆頭にあげられるのは出雲駅伝、全日本大学駅伝の2冠を達成した早稲田大学だ。出雲では矢澤曜、八木勇樹、平賀翔太が区間賞、佐々木寛文が区間新記録を樹立し、一度もトップの座を明け渡すことなくゴールテープを切った。全日本でもルーキーの志方文典が区間新記録を樹立するなど、実力を存分に見せつけて制した。さらに同じルーキーの大迫傑は上尾シティハーフマラソンでアジアジュニア記録で優勝した。一昨年、1年時に4区で区間新記録を樹立し、鮮烈な箱根デビューを飾った三田裕介も昨年からの不調を乗り越え、完全復活。ベストメンバーが揃い、18年ぶりの優勝を狙う。
 3連覇に挑む東洋大学は、エース柏原竜二が2月に左ヒザを故障し、その後も思うようなレースをすることができていない。柏原を欠いた出雲では4位、全日本では柏原が復帰するもチームは前半でのトップの座を守ることができず3位に終わった。チームの命運を握っているのはやはり柏原の走りだろう。エースがどこまで調子を上げてくるかがカギとなる。
 前回大会、予選会からの出場ながら総合2位につけた駒澤大学は今年、出雲では3位、全日本では2位と安定した力を出している。前回の復路では総合優勝の東洋大に3分以上の大差をつけて優勝。その時のメンバーが7人残っている。さらに1、2年生も着実に力をつけており、エントリー選手16人中、10人が1、2年生という若いメンバー構成となっている。実績と若さを兼ね備えた勢いあるチームに仕上がっているだけに目が離せない。
 予選会からのチームでは2006年に亜細亜大を箱根優勝に導いた岡田正裕監督が今季から指揮を執る拓殖大に注目したい。10月の予選会では個人トップの留学生ジョン・マイナをはじめ、100位以内に全員が入る力走を見せ、2位に4分以上もの差をつけてトップ通過を果たした。11月末の1万メートル記録会ではジョン・マイナとダンカン・モゼの留学生コンビが箱根駅伝エントリー選手の中では最速記録となる27分53秒台をマーク。さらに日本人選手も出場17人中14人が自己ベストを更新と勢いに乗っている。果たして岡田監督がどんな手腕を見せてくれるのか、楽しみなチームだ。

▼第86回箱根駅伝
2日 8:00往路スタート/大手町〜箱根・芦ノ湖(5区間108km)
3日 8:00復路スタート/箱根・芦ノ湖〜大手町(5区間109.9km)

<参加チーム>
東洋大学、駒澤大学、山梨学院大学、中央大学、東京農業大学、城西大学、早稲田大学、青山学院大学、日本体育大学、明治大学、拓殖大学、国学院大学、帝京大学、中央学院大学、上武大学、東海大学、日本大学、神奈川大学、専修大学、関東学連選抜