日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートする栄養指導、スポーツの現場でのきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。
 ザバスではトップアスリートの生の声をザバスの各セクションを担当するスタッフが聞き、今後の商品開発やマーケティングにいかそうと2007年から年1回ペースで「ザバス交流会」を開催しています。昨年12月に開催された会では、14競技から現役アスリートら25名がトレーニングや試合の合間を縫って集結。今回はその交流会の模様をレポートしました。

 当サイトでは記事の一部を特別にご紹介します。

<深まる他競技との交流>

 今回の交流会では新たな試みが行われた。そのひとつが各競技における実践例の紹介だ。会では陸上女子短距離の福島千里選手と、自転車競技のチームブリヂストン・アンカーのケースが報告された。福島選手といえば、昨年11月の広州アジア大会で100m、200mと2つの金メダルを獲得。日本陸上連盟から2010年のアスリート・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)にも選ばれている。残念ながら今回は欠席となったが、彼女の日頃のトレーニングやザバスによるサポートの模様が、スポーツ&ニュートリション・ラボの村野あずささんから映像も交えて紹介された。

 福島選手が栄養面での見直しが必要と感じたのは、2008年の北京だという。世界の強豪とスピード、スタミナ、パワーといったすべての面での差を痛感した。ザバスがサポートを開始したのはそれからだ。当初は栄養に関する知識も乏しく、神経痛や腰痛などに悩まされていた彼女だが、本人の貪欲な姿勢と努力により、フィジカル面が大きく改善。中村宏之コーチも「体ができたことによって、足のスイングスピードが速くなった」と評価するほどになった。

 福島選手はもともと食が細く、体重増が目下の課題だった。一方、村野さんが同じく担当するボクシングの長谷川穂積選手は試合に合わせた減量が課題。バンタム級時代は10キロ以上の減量を強いられていた。村野さんがその話を福島選手にしたところ、「そんなに大変な取り組みをしている選手がいるのであれば、私はもっと頑張れる」と長谷川選手のトレーニング見学を希望した。2人のトップアスリートによるコラボは昨年のアジア大会前に実現。福島選手は大いに刺激を受けたという。この1月には逆に長谷川選手が北海道にある福島選手のトレーニング施設を訪れており、ザバスアスリートによる交流は広がりを見せている。
(写真:ボクシングの長谷川選手、野球の内川選手らもひとつのテーブルで意見交換)
 
※記事の全文は、SAVASサイトへ。


 SAVASサイトでは「二宮清純のザバス取材記」のバックナンバーも充実しています。ザバスがサポートする多くのアスリートやトレーナーへのインタビュー、市民ランナーの健脚を裏で支えている河口湖スポーツマラソン、小学生によるフットサル大会「EXILE FANTASY CUP 2010」のレポートなど、読み応えたっぷりです。ぜひ改めてアクセスしてみてください。