大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」がスタートしています。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。9月のゲストは茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美監督兼内野手です。現在、対談最終回「プロ野球にレディースチームを」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 片岡さんは野球を志す女の子たちに夢を与えている存在だと思います。ただ、まだ球場の設備ひとつとっても、女子のプレー環境が整っていないところも多いですよね?
片岡: 古い球場だと球場内に更衣室はおろかトイレもないところがあります。そういう時は、後輩をトイレに連れて行って、誰もいないのを確認してもらってから、男子トイレを使ったこともありますね。でも、最近の球場はトイレや更衣室はもちろん、女性用のシャワールームも完備されたところが出てきました。そういう球場に行くと「やったー!」って気分になりますね。

二宮: 女子サッカーではなでしこジャパンがW杯を制して注目を集めています。女子野球にも、もっと光が当たるといいですね。
片岡: あまり知られていないんですけど、女子野球だってW杯で2連覇しています。もう少しみなさんに取り上げてもらえるように情報発信していく必要がありますね。

二宮: 少年野球を見ていると、チーム内で女の子の比率が徐々に高くなっているように感じます。今後は彼女たちが野球を続けられる仕組みをつくることが課題でしょう。
片岡: 男女問わず、野球界全体で考えてほしい問題ですね。今、プロ野球の各球団がベースボールアカデミーとかジュニアチームをつくっていますが、ここに女子のチームも加えてほしい。プロ野球の試合前の前座でもいいから、女子野球ができるようになったらいいのに、とはいつも思っています。

二宮: それはおもしろいアイデアですね。サッカーではレディースチームのあるJリーグのクラブがありますから不可能な構想ではない。
片岡: 関西に女子プロ野球はありますが、今はまだ2チームだけです。関東で巨人や西武といったプロ球団が、女子チームをつくれば、関西との対抗戦もできる。このほうが、もっと盛り上がるはずです。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。10月からは元バレーボール全日本女子・高橋みゆきさんが登場します。どうぞお楽しみに!