プロ野球のセ・リーグは18日、優勝へのマジックを1としていた中日が横浜と3−3で引き分け、2年連続9度目のリーグ優勝を果たした。今季の中日はシーズン序盤こそBクラスに低迷していたが、中盤以降、徐々に順位を上げ、今月6日には最大10ゲーム差あった東京ヤクルトを抜いて首位に立った。そして10日からのヤクルトとの首位攻防戦を4連勝し、優勝をほぼ手中におさめていた。14日から巨人に3連敗し足踏み状態が続いていたが、この日、横浜と延長10回の末に引き分け、球団史上初となる連覇を達成した。中日は来月2日からナゴヤドームで開催されるクライマックスシリーズファイナルステージ(6戦制)で1勝のアドバンテージを得て、ファーストステージ(ヤクルトvs.巨人)の勝者と日本シリーズ進出をかけて対戦する。今季限りでの退任が決定している落合博満監督が短期決戦でどんな戦いを見せてくれるのかが注目される。
◇セ・リーグ
 ブランコ、値千金の同点3ラン(横浜)
中日   3 = 0000030000
横浜   3 = 0003000000 (延長10回)
本塁打  (中)ブランコ16号3ラン

 館山、4安打無四球で完封勝ち(ヤクルト10勝14敗、甲子園)
東京ヤクルト   4 = 010120000
阪神         0 = 000000000
勝利投手 館山(11勝5敗)
敗戦投手 メッセンジャー(12勝7敗)

◇パ・リーグ
  一発攻勢でCS進出決定!(西武11勝12敗1分、西武ドーム)
北海道日本ハム   3 = 010000011
埼玉西武        4 = 20200000×
勝利投手 西口(11勝7敗)
敗戦投手 吉川(0勝5敗)
セーブ   牧田(5勝7敗22S)
本塁打  (西)中村48号2ラン、フェルナンデス17号2ラン

 ホールトン、7回1失点でリーグトップタイの19勝目(ソフトバンク13勝10敗1分、京セラドーム)
福岡ソフトバンク   4 = 100102000
オリックス       1 = 000100000
勝利投手 ホールトン(19勝6敗)
敗戦投手 金子千(10勝4敗)
セーブ   馬原(1勝2敗19S)
本塁打 (オ)バルディリス18号ソロ

 両者、決め手なくドローに終わる(Kスタ宮城)
千葉ロッテ   5 = 00140000000
東北楽天    5 = 20003000000 (延長10回)