27日、フランスで行われているトゥーロン国際大会で、U-23日本代表はグループリーグの第3戦でロンドン五輪に出場する同エジプト代表と対戦した。日本は前半31分、自陣PA内での間接FKから先制点を奪われる。さらに追加点を決められ、0−2とリードを広げられて前半を折り返す。しかし、後半1分、MF宇佐美貴史(バイエルン)が右足でミドルシュートを決めて1点差。8分にも、再び宇佐美がゴール前で混戦になったボールを押し込み、2−2の同点に追いつく。日本はその後も猛攻を仕掛けるが、32分、右サイドからのFKにDFサラ・スリマンに頭で押し込まれて2−3。39分に宇佐美がFKで直接ゴールを狙うものの、GKの好セーブに阻まれ、万事休す。日本は、準決勝進出となるグループ2位以内に入ることができずにグループリーグで敗退。大会3試合で7失点を喫した守備面に大きな課題が残る結果となった。
 宇佐美、獅子奮迅の活躍も実らず(ル・ラバンドー)
U-23日本代表 2−3 U-23エジプト
【得点】
[日] 宇佐美貴史(41分、48分)
[エ] アフマド・イード(31分)、マルワン・モフセン(37分)、サラ・スリマン(72分)

 Aグループの日本は1勝2敗で同組最下位。準決勝にはオランダとトルコが駒を進めた。
※試合日は現地時間、試合時間は40分ハーフ。