12日(現地時間)、スキー・クロスカントリーのスプリント(1キロ)が行なわれ、メダル獲得が期待された男子の立位カテゴリー新田佳浩(日立ソリューションズ)、女子の立位カテゴリー太田渉子(同)ともに準決勝で姿を消した。
 激しく雪が降りしきる中、始まったクロスカントリー・スプリント。まずは予選は、上位12名が準決勝進出することができる。新田は通過ぎりぎりの12位のタイムで準決勝に進出した。一方、スプリントで力を発揮しようと、前日のバイアスロン・ミドルを棄権した太田は、7位で予選を通過した。

 続いて行なわれた準決勝は1組6人が一斉にスタートし、上位3人が決勝に進出することができる。新田は序盤、5番手からしっかりと前をいく選手たちについていった。しかし、上りでロシア勢に大きく離されてしまい、結局6位でゴール。決勝にコマを進めることはできなかった。

 一方、上りで力を発揮したのは太田だった。序盤、4番手についていた太田は、最初の上りで2人をかわし、2番手に浮上した。一時は、下りで後続のロシア勢との差を離し、決勝進出に期待が寄せられた。しかし、終盤でロシア勢に追いつかれ、3人での激しい2番手争いとなった。最後の下りで3番手に下がった太田は、観客が詰めかけるスタンド前のホームストレートで繰り広げられたデッドヒートの末に4位でゴール。惜しくも10分の1秒差で、決勝進出を逃した。

 そのほか、女子立位の阿部友里香(日立ソリューションズ)と出来島桃子(新発田市役所)は準決勝敗退。男子立位の佐藤圭一(エイベックス)と女子座位の江野麻由子(秋田南高)は予選敗退となった。

>>日本人選手の競技結果とスケジュールはこちら[/color][/b]