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二宮清純「スポーツのツボ」

第13回 勤め人の最強打者(西郷泰之)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 1927年(昭和2年)に始まった都市対抗野球は、プロ野球よりも古い歴史を誇る。 都市対抗野球の特徴は補強選手制度だ。出場チームは予選敗退チームから最大で3名までを加えることができる。これによって「地
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二宮清純「スポーツのツボ」

第12回 ちょっと一服が生んだ「いい仕事」(武豊)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 上がり3ハロンは33秒5。他の馬が止まっているように見えた。 さる5月26日に行なわれた第80回日本ダービーを制したのは一番人気のキズナだった。鞍上は武豊。2005年のディープインパクト以来5度目の
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二宮清純「スポーツのツボ」

第11回 石ころから生まれた日本代表の要石(遠藤保仁)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

「みなさん、ありがとぉー」 チーム最年長の遠藤保仁の甲高い声が、2度、埼玉スタジアム2002の夜空に響き渡った。 6月4日、サッカー日本代表がオーストラリア代表と土壇場で引き分け、5大会連続となるブラ
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第10回 かくして「地域密着」は常識になった(川淵三郎)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 開幕して20年を迎えたJリーグ最大の立役者が初代チェアマン・川淵三郎であることは言を俟たない。 その川淵は、1年目のシーズンが終わった直後に私が行ったインタビューで、将来のリーグ像について、こう語っ
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二宮清純「スポーツのツボ」

第9回 100分の1秒の呪縛が解ける日

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 5月5日のこどもの日。長嶋茂雄&松井秀喜の国民栄誉賞授与式が行われた東京ドームの4万6000人には及ばなかったが、6キロ近く離れた国立競技場にも1万5000人の観客が訪れた。 陸上のセイコー・ゴール
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二宮清純「スポーツのツボ」

第8回 アマとプロの双方で頂点に立つ夢(村田諒太)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 金メダルの威光は、かくも凄いものなのか。ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太がプロに転向した。 転向表明の記者会見会場となった都内のホテルには約100人の報道陣が駆け付けた。テレ
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二宮清純「スポーツのツボ」

第7回 WBC、今後の目標は“打倒カリブ勢!”

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 第3回WBCの頂点に立ったのはドミニカ共和国だった。1次ラウンドから決勝のプエルトリコ戦まで8戦全勝。堂々の“横綱相撲”ならぬ“横綱野球”だった。 過去2大会は「実力的にはナンバーワン」と言われなが
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二宮清純「スポーツのツボ」

第6回 珍しくビッグマウスの意気やよし(山中慎介)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 WBCはWBCでも、こちらは野球ではなくボクシングの話だ。 WBC世界バンタム級王者の山中慎介が、4月8日、東京・両国国技館で元WBC世界フライ級王者のマルコム・ツニャカオ(フィリピン)相手に3度目
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二宮清純「スポーツのツボ」

第5回 イメージをマネージする寿人のゴール

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 昨季のMVP&得点王が躍動した。Jリーグのシーズン開幕を告げる「富士ゼロックス・スーパーカップ」は昨季J1王者の広島が天皇杯覇者の柏を1対0で下し、5年ぶり2度目の優勝を決めた。 タイトル奪取の立役
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二宮清純「スポーツのツボ」

第4回 WBCで“低反発球修行”の成果に期待

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 NPBは低反発の統一球を導入して3年目のシーズンを迎える。いわゆる“飛ばないボール”の効果はてきめんで、導入初年度の2011年はセ・パ両リーグで前年比41.5パーセント減の939本。2012年は、前
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