15日(現地時間)、クロスカントリー女子10キロ、スノーボード男子クロス、スピードスケート男子500メートルなどが行なわれた。スピードスケートでは、長島圭一郎が銀メダル、加藤条治(ともに日本電産サンキョー)が銅メダルを獲得。トリノ五輪で途切れた日本のお家芸に再び光を灯した。
 途中、製氷車の故障で1時間半待たされるというアクシデントをものともせず、2人のエースが日本に今大会初のメダルをもたらした。加藤は直前まで原因不明の不調に陥り、不安視されていたが、本番での強さを見せ、1回目を終えた時点で3位とメダル圏内に入った。一方、長島は現地での記録会でも好調な滑りを見せていたが、長い待ち時間が影響したのか、35秒01で6位にとどまった。

 しかし、2回目には長島が本領を発揮。34秒87と2回目ではトップのタイムをたたき出すと、いつもはクールな長島がゴールに入った瞬間、ガッツポーズを見せた。この時点で3組を残してトップに立ち、2位へ。

 19組目、地元カナダの英雄・ウォザースプーンと並走したモ・テボン(韓国)は長島よりも0秒03を下回るも、1回目との合計タイムが長島を0秒12上回りトップに立った。そして最終組で登場した加藤は少し疲労が残っていたのか、35秒08と5番目のタイムだったものの、合計で3位に。4年前に屈辱を味わった2人が今大会日本勢初のメダルに輝いた。

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