2011年の中央競馬のラストを飾る第56回有馬記念(G1・芝2500m)が25日、中山競馬場で行われ、単勝1番人気のオルフェーヴル(池添謙一騎手)が2分36秒0でレースを制した。オルフェーヴルは今年、皐月賞、ダービー、菊花賞を制して3冠を達成。3歳の3冠馬がその年の有馬記念で優勝するのは84年のシンボリルドルフ、94年のナリタブライアン以来、史上3頭目の快挙となった。
 圧倒的強さで古馬を蹴散らした。
 スローペースで始まったレースでオルフェーヴルは後方につけ、徐々にポジションを上げる。そして最後の直線、大外から一気に伸びた。力強い脚に先行馬は完全に差しきられ、追い上げてきた2着のエイシンフラッシュ(クリストフ・ルメール)に3/4馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。

 オルフェーヴルは兄のドリームジャーニーが09年に有馬記念を制しており、兄弟での有馬記念優勝は史上初めて。2番人気でこのレースがラストランとなったブエナビスタ(岩田康誠騎手)は末脚を発揮できず、7着に沈んだ。また武豊騎乗のレッドデイヴィスは9着に終わり、同騎手のGI連続勝利が23年でストップした。

 払戻金は以下の通り。
▽単勝  (9) 220円
▽枠連  (4)−(6) 2,500円
▽馬連  (5)−(9) 3,170円
▽馬単  (9)−(5) 3,650円
▽3連複 (5)−(7)−(9) 24,290円
▽3連単 (9)−(5)−(7) 78,260円

*成績、払戻金などは必ず主催者発行のものをご確認ください。