柔道の世界選手権が31日、ロシアのチェリャビンスクで最終日を迎え、男女団体戦が行われた。団体戦は国際柔道連盟が2020年の東京五輪での導入を目指しているもの。男子は66、73、81、90、90キロ超、女子は52、57、63、70、70キロ超級から、それぞれ選手を出して各国5人1組で対抗戦を実施する。男子は準決勝で前回覇者のグルジアに4−1で勝利し、決勝では地元・ロシアと激突。66キロ級を3連覇した先鋒の海老沼匡(パーク24)が敗れるなど連敗で崖っぷちに追い込まれたが、81キロ級の永瀬貴規(筑波大)、90キロ級のベイカー茉秋(東海大)が連勝してタイに持ち込む。迎えた大将戦、前日、100キロ超級で銀メダルを獲得した七戸龍(九州電力)が一本勝ちを収め、大逆転で優勝を果たした。
 連覇を狙った女子は準決勝でフランスに2−3で敗れ、3位決定戦へ。地元・ロシアとの対戦は3−2で勝ち、銅メダルとなった。