大野俊三

サッカー解説者

第16回「鹿島好調の理由は小笠原にあり!」

 この1ヶ月で日本サッカー界は大きく動きました。まずは残念なニュースからいきましょう。日本代表のイビチャ・オシム監督が16日未明に急性脳梗塞で倒れました。私は、就任当初から高齢であることが気にかかっていました。ニュースを耳にした時は、「とうとう、そういう時期がきてしまったのか」と思いましたね。代表監督という結果を求められる立場でメディアから大きなプレッシャーがかかっていたのでしょう。

第15回 「ワシントンに頼らない浦和レッズ」

 浦和レッズ、おめでとう! 10月24日、浦和がAFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦で韓国の城南一和をPK戦の末に破り、日本のクラブとして初の決勝進出を果たしました。まだアジアの頂点に立ったわけではありませんが、激闘を制しての決勝進出は日本サッカーにとって本当に価値のあることだと思います。

第14回 欧州遠征、気迫を見せたオシムジャパン

 9月初旬に行われた3大陸トーナメント大会、日本代表はホスト国のスイス、オーストリアを抑えて、優勝を果たしました。7日のオーストリア戦はPK戦の末に敗れたものの、11日のスイス戦は4−3で逆転勝ち。最後まで集中力の切れないプレーが印象的でしたね。

第12回 「アジア杯、怖くなかった日本」

 アジアカップはイラクの優勝で幕を閉じました。残念なことに日本は準決勝敗退に終わり、3連覇を達成することはできませんでした。何より痛かったのは、優勝を逃してコンフェデカップへの出場権を獲れなかったことです。コンフェデはワールドカップ前に強豪国と対戦できる貴重な真剣勝負の場ですし、開催国の南アフリカを肌で感じることができる絶好の機会ですからね。

第9回 「相手の心理の逆を突いた水野」 〜北京五輪最終予選〜

 18日、U-22日本代表がU-22シリア代表を2−0で下して北京五輪アジア最終予選進出を決めました。中東でのアウェー戦は何が起こるかわからないですから、その中で結果を出したことは評価されていいと思います。まずはおめでとうと言いたいですね。

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