11日(日本時間12日)、競泳・女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、金藤理絵(Jaked)が1位、92年バルセロナの岩崎恭子以来となる同種目金メダルを獲得した。2位はユリア・エフィモワ(ロシア)、3位は史婧琳(中国)。

 

 北京五輪で7位に入賞した金藤は、ロンドン五輪は出場切符を逃していた。このリオが8年越しのリベンジ、そして最後の舞台となった。

 スタートでまずまずの反応を見せた金藤は、後半勝負にかけていた。100メートルのターンのあと1位に立つと、そのまま差を広げていき最後は1秒67、大差をつけて圧勝した。

 

 「国とか関係なくいろんな人の歓声が聞こえてうれしかった」と、金藤は表彰式の後に語った。
 オリンピックプールのスタンドを埋めた観客は、8年間越しに頂点に辿り着いた金藤を拍手と歓声で迎えていた。