「オリンピック・パラリンピックが延期となって残念だけど、今年はワシのデビュー30周年だから寂しくないぞ!」 僕は、少し照れながら息子に記念イヤーであることを猛烈にアピールしたのだった。 あの伝説のUWFでデビ […]
「一番仲の良いプロレスラーは誰ですか?」 この質問に僕は、考えることなく、すぐさま中西学選手と答える。 UWF系の選手の名前が出ると思っている方には少々驚かれる。 確かに僕はレスリング出身者でも新日本プロレス生え抜きの選 […]
「ライガーさんの最後の雄姿を見たかったな」 年始に行われた新日本プロレスの東京ドーム大会が、獣神サンダー・ライガー選手のラストマッチとなった。僕は故郷での法事のタイミングと重なってしまい、残念ながら会場に足を運ぶことがで […]
振り返って考えてみるとターニングポイントだったと気づくことがある。 プロレスラーにとっての分岐点となる試合は、怪我からの復帰戦だろう。 僕にとっては、デビュー6戦目の試合がそれにあたる。Uインターの旗揚げ戦 […]
「今回のバトルロイヤル戦は、しっかりと対策を練っていこう」 今年2月に続き、バトルロイヤルでの試合出場のオファーをいただいた。 8カ月前にこの世を去ったデストロイヤー氏の追悼大会が、11月15日に東京・大田区 […]
この数年の間、春夏は『クワレス』(虫が行うプロレス)、秋は『森のプロレス』というサイクルが続いている。 スタートして十数年になるクワレスは今も成長を続けていると自負しているが、年に2~3回ほどしか開催してい […]
「九州プロレスのリングにミヤマ仮面の登場をお願いします」 試合ではなく、チビッコたちの盛り上げ役にとご使命を受けた。 「わかりました。クワレスでチビッコたちを盛り上げます!」 一度プロレスのリング上でクワレス( […]
「神田プロレスって知っていますか?」 僕の事務所が東京の神田にあるのだが、恥ずかしながらその存在を知らなかった。 「8月17日に神田明神にて奉納プロレスをやるのですが、垣原さんに大会の開会宣言をお願いできたらと […]
「元気ですか~!!」 この言葉が一番似合うのは、やはりアントニオ猪木さんだろう。 しかし最近では、元気を売りにしていた猪木さんに対し、体調を心配する声をよく耳にする。 政界を引退されたこともその要因のひとつだ […]
「やっぱり左の肩の奥が痛みます」 久しぶりのスパーリングを終えた僕は、トレーナーに隠すことなく打ち明けた。 昨年のカッキーライド(鈴木みのる戦)が終わってから、肩の痛みにずっと悩まされていたが、それは四十肩によるものだと […]
「UWFイズムを一番引き継いでいるのは僕ですよ」 マスコミ関係者に向かって僕はこう発言した。 大真面目に言ったつもりだったが、大笑いされてしまった。 それもそのはずだ。全身、昆虫ヒーローの格好をしていたからで […]
「熊本でUWFルールでの試合をやっていただけませんか?」 電話の主は、熊本プロレス祭り実行委員と名乗る者だった。 「熊本地震からもうすぐ3年になり、復興は進んではいますが、心の復興はまだまだです」 僕は、この言 […]
「馬場さんとの思い出があれば何か教えてくれませんか?」 先月の『ジャイアント馬場没後20年追善大会』の試合後、プロレス番組のスタッフから声を掛けられた。 真っ先に頭に浮かんだのは、初めて試合をした時のことだ。 […]
「すげえ! この空間にいられたことを神様に感謝したい」 2019年2月19日、スカイハイの曲に乗ってマスカラスブラザーズがリングに登場したのを見て、僕は興奮が抑えられなくなった。「千の顔を持つ男」ミル・マスカラス選手は、 […]
「あの日から、もう4年も経つのか……早いな」 毎年、1月になると初めて抗がん剤を受けた日のことを思い出す。 「できることなら避けたかったけど選択肢がないほど切迫していたよね」 当時のことを妻と振り返ってみた。 […]
「12月15日に池上本門寺の祖父の墓前の前で法要を行いますので、もしご都合が合いましたら、是非お越しください」 祖父とは、あの力道山のことを指す。これは、力道山の孫にあたる百田力(ももた・ちから)選手から来たメールなのだ […]
「これでいいのだろうか……」 11月11日に弁天島(静岡県浜松市)で森のプロレスを行ったのだが、選手たちの試合を観て、もっと自分が頑張らないといけないと強く思った。いつもなら僕はミヤマ仮面として大会の盛り上げ係を務めるの […]
カッキーライドのあたりから痛かった肩がかなり悪化している。 鈴木みのる戦を前にして僕は張り切りすぎたのか、古傷の肩を痛めてしまった。 スパーリング中に無理な返し方をした時に肩を捻ったと思われるが、日を追うご […]
8月のカッキーライドが終わると僕はすぐに昆虫ヒーローへ頭を切り替えた。 ミヤマ☆仮面の昆虫イベントは夏が本番だからだ。夏が過ぎても今度は「森のプロレス」大会が控えている。プロデューサーとして、大会全てを管理しなければな […]
「たったの1分50秒だったのかぁ~」 14日に行われたカッキーライドでの鈴木みのる戦の試合タイムのことだ。 僕はこの試合のために2018年の夏をすべて捧げたと言っても過言ではない。 夏だけというわ […]
「さすが元Uインターの選手だから打撃が上手いですね」 専属コーチからそう褒められると、ついその気になってしまう。 試合で掌底が使えるのは嬉しい。これまで関節技や絞め技など寝技中心の練習内容だったのが、最近は打 […]
「がん以上に怖いものなどない。だからどんな対戦相手だって構わないよ」 僕の言葉を聞き逃さず息子のつくしは一瞬ニヤリとした。「じゃあ、お父さんにとって一番苦手な選手は誰?」 少し躊躇しながらも頭に浮かんだUWF […]
「今年は、カッキーライドをやらない」 高山善廣選手の支援大会『TAKAYAMANIA EMPIRE』の開催日が8月31日に決定したのを主催関係者から聞き、僕はカッキーライドを行なわない方が良いと判断した。 同 […]
「どんな世界を見せてくれるのか楽しみだ」 僕は、桜庭和志選手が立ち上げたグラップリングの団体大会『QUINTET』(クインテット)へ大きな期待を寄せていた。 「個の戦いのプロ格闘技にチーム色を加えるのは斬新なこ […]