モンスターの前では、さしもの“日本人キラー”も、“ヘビににらまれたカエル”も同然だった。 <この原稿は『週刊漫画ゴラク』2025年2月28日号に掲載された原稿です> さる1月 […]
NF(国内競技連盟)とはいっても、パラスポーツの場合、ほとんどが弱小だ。2015年6月にパラリンピックサポートセンター(パラサポ)が都内の日本財団ビル内に開設される前は、多くの団体が、役員の自宅を事務所代わりに使ってい […]
プロ野球はニックネームの宝庫である。名は体を表す、というが、その伝で言えば、ニックネームは体そのものだ。 <この原稿は2025年3月3-10日合併号『週刊大衆』に掲載されました>   […]
プロレス界を席巻したジャイアント馬場が世を去って、この1月31日で26年が過ぎた。 <この原稿は『週刊漫画ゴラク』2025年2月21日号に掲載された原稿です> その昔、男性誌 […]
「四十、五十は洟垂(はなた)れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら百まで待てと追い返せ」 <この原稿は『週刊漫画ゴラク』2025年1月31日号に掲載された原稿です>   […]
ワールドラグビー(WR)理事会における日本協会の投票権が、従来の2票から3票に増えたのは、最上位カテゴリーのハイパフォーマンスユニオンに加わった2023年5月からだ。昨年11月に行われたWR会長選で、日本はオーストラリ […]
現役時代、“ミスタータイガース”と呼ばれた掛布雅之がエキスパート表彰で、念願の野球殿堂入りを果たした。 <この原稿は2025年2月10日号『週刊大衆』に掲載されました> エキ […]
極真空手を創設した大山倍達総裁は「力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり」という言葉を好んで使った。若き日、パスカルの「パンセ」を読んだ影響が見て取れる。 ある程度予想されたこととはいえ「トランプ2 […]
「自分が幼い頃からずっと思っていた30代というものと、今現在、自分が感じている体の感覚や精神状態を含めると、全然、想像と違っていると感じます」 昨年12月7日、プロフィギュアスケーターの羽生 […]
「3月から時計をスタートさせて、10月までそれを継続できるとは思えない。(開幕時の投手復帰は)まだ、あり得ないと思っている」 <この原稿は2025年1月24日号『週刊漫画ゴラク』に掲載されまし […]
高校野球が大きく変わろうとしている。9回制から7回制への変更の他、DH制やビデオ検証の導入についても議論されているという。 高野連がこうしたルール改正を検討している背景として、少子化による部員数の減少、 […]
さる11月20日、82歳で亡くなった元横綱・北の富士は、粋で洒脱な人柄で、NHKの大相撲解説でも人気を博した。 アナウンサーの質問に一切忖度しないのが北の富士流。時に土俵上の相撲より面白い […]
「牛骨」と聞いて、ラーメンを連想した向きも少なくなかったのではないか。 <この原稿は2024年12月30日-1月6日合併号『週刊大衆』に掲載されました> ラーメンのスープといえ […]
2025年がスタートした。今年は戦後80年の節目の年にあたる。さらには「昭和100年」を迎えるということもあり、いくつかの雑誌から「昭和の名勝負」と題した特集の執筆依頼を受けた。 私事で恐縮だが、この2 […]
12月15日は、“プロレスの父”というより戦後最大のヒーロー力道山の62回目の命日だ。 その1週間前の1963年12月8日、力道山は東京・赤坂のナイトクラブ「ニュー・ラテン・クォーター」( […]
この話題に最初に接した時は『黄金バット』の米国版でもできるのか、と思った。野球に関する話だと聞いて、目が点になった。 その名も「ゴールデン・アットバット」。これは打順にかかわらず、監督が好きな打者を、好 […]
MLBで2年連続3度目のMVPを受賞した大谷翔平(ドジャース)はトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)だけで2018年、23年と2回受けている。この秋にはヤンキースとのワールドシリーズで痛めた左肩の手術を受けた。 &n […]
戦後最大のヒーローである力道山が、暴力団員に刺された腹部の傷が原因で落命したのは、今から61年前の1963年12月15日のことだ。 享年39。早過ぎる英雄の死を受け、日本プロレスの2代目社 […]
守備の名手に贈られる三井ゴールデン・グラブ賞をセ・リーグ捕手部門で初受賞した山本祐大(横浜DeNA)は「ベースボール・チャレンジ・リーグ」の滋賀ユナイテッドBC(現在は消滅)の出身である。独立リーグ出身者としては、初の […]
「迷ったら動け!」 常々、そう口にしていたのが6年前に他界した星野仙一だ。 <この原稿は2024年12月2日号『週刊大衆』に掲載されました> 2度の監督を含め、現役時代から中 […]
小兵ながら相手の腰にくらいついたら離れない。そのしぶとい取り口から「ピラニア」の異名を取った大相撲の元大関・旭国(本名・太田武雄)が、さる10月22日、都内の自宅で死去した。77歳だった。 […]
今年は戦後最大のヒーロー力道山の生誕「100年」にあたる。カギカッコ付きにしたのは、日本統治下の朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)で生まれた力道山(本名・金信洛)の朝鮮戸籍には、別の生年月日が記されていたからだ。 &n […]
ボクサーくずれ――。 捜査資料に出てくる言葉使いからして差別的であり、偏見に満ちている。 冤罪の萌芽が、ここに見て取れる。 1966年6月に静岡県清水市(現 […]
「ボス」と「リーダー」は違う――。霊長類学者でゴリラ研究の第一人者として知られる山極壽一さんの持論だ。 ざっくり言うと、こういうことだ。ボスは、力と権威によって群れを統率する。自らの地位を脅かそうとする者 […]
「ヒリヒリする9月」とは、ドジャース大谷翔平がよく口にする言葉だが、広島ファンにとっては「イライラする9月」になってしまった。 <この原稿は2024年11月4日号『週刊大衆』に掲載されました> […]